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THE8
しばらく見て回っていると画材道具を売っているお店を見つけた。
「ここで最後かな〜」
時間的にももう集まらなきゃいけないからこのお店を見たら1階に戻ろうとお店に入る寸前、携帯が鳴った。
「もしもし？」
SC「ミョンホ！ハルはいるか？！」
「いえ、確かハルはヒョン達と一緒でしたよね？」
SC「それが、ジョンハンと洋服見てたらいなくなってて･･･」
「は？どこいったんですか？！」
SC「わからん･･･他の皆にも探してもらってるんだけどまだ見つからないんだ」
「携帯は？デパート入る前に持ってるか確認したから、掛けたら繋がるはずですよ！」
SC「･･･俺が預かった」
「はぁ？！」
すぐに失くすからと普段携帯はアキに預けているハル。
今日はストラップを付けて首からぶら下げていたのだが、財布も持っているから重くて首が痛いと文句を言うから預かったらしい。
何してんのヒョン･･･。
「あれだけ言ったのに迷子になるとは思わなかった」と泣き声を言っているが、そんな話を聞いている場合じゃない。
画材道具は諦めて僕もハルを探すことに。
JS「ミョンホ！ハル見つけた？」
「いえ･･･」
JH「シュア！ミョンホ！！」
「ヒョン！ハルは？！」
JH「いない･･･ウジもウォヌも見つからないって･･･」
JS「どこ行ったんだろ･･･まさかもうデパートは出たとか？！」
「それはないんじゃないですか？いくらハルでもそこまで自由に動き回らないでしょ」
JH「いや、あいつだしな･･･」
JS「うん、無くはないよね」
ハルに対する信用ゼロ。
もう一度デパート内を見て周り、それでも見つからなければ外に出て探す、それでもダメならアキ達に連絡をする事に。
「ほんとにどこ行ったんだろ･･･あと探してないのはここ？でも絶対ハルは興味無いよな･･･」
僕が入るつもりだった画材道具を売っているお店。
絵なんて興味無いだろうし、ましてや道具なんて･･･。
HR「あー！ハオみーっけ！」
「ハル！！何してんの？！」
HR「いや〜ちょっとスンチョリオッパ達とはぐれちゃって、携帯もないからどうしようかなって思ったんだけど、ここならハオが絶対来るから待ってたら会えるかなって！」
「･･･ハル」
HR「どうしたの？何か欲しいの見つかった？」
「まだこのお店は見てない･･･それより、君が迷子になったって大騒ぎだよ」
HR「迷子？私が？まさか〜(笑)」
笑い事じゃない！！！
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作者名：月未
| 作成日時：2020年6月21日 8時
