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ホシ
「キャーーー！」と言う叫び声に驚き声の方を向くと、ジュンが顔を手で覆いハルから逃げ回っていた。
そしてそのすぐ側には愉快そうに笑うウォヌがいる。
あいつら何してんの？
HR「ほぉ〜まぁまぁですな！よし、次は･･･スニョンイオッパだー」
「な？！え？！何？何なの？！何で洋服捲るの！！」
HR「良いではないか、良いではないか〜」
「わぁーーーーーー」
俺のお腹をぺっちーーんと叩くと頷きながらふむふむ言っている。
ほんとに何なの？！
ぺちぺち
もにもに
ぺちぺち
もにもに
なんだろう･･･何か、気持ち良くなってきたかも。
凄く手馴れたマッサージ師のようにハルは俺のお腹を揉んでいく。
揉んで揉んで揉んで揉みまくった後、すごく可愛い笑顔で親指をグッと立てた。
何？それどういう意味？？
どうしよう、俺にはハルの考えが全くわからない･･･。
首を傾げて悩んでいるとハルは別のメンバーの元へと走って行った。
HR「チャナ〜お腹出して」
DN「へ？い、嫌です･･･」
HR「良いではないか良いではないか〜」
DN「ギ、ギャーーー」
･･･襲ってんの？
「なぁ、あれ何？」
WN「ん？あー、何か腹筋ついてるかどうか確認してるんだって」
「へー･･･お前は見せたの？」
WN「おう！最近鍛えてるからな！ジュンは嫌がってたからハルに無理やり見られたけど」
JN「ぐすんっ、僕もうお嫁に行けない･･･」
「嫁は一生無理だろ」
こいつは性別の壁を超えるつもりか？
ディノの叫び声の次にドギョムの叫び声が聞こえたかと思うと、今度はスンチョリヒョンの怒鳴り声が聞こえた。
顔をそっちへ向けるとヒョンに首根っこを掴まれたハルがズルズルと引きずられている。
まぁそりゃそうなるわな。
WN「ほんとあいつ可愛いよな」
「･･･お前さ、ハルの事本気で好きなんだな」
WN「は？今更何言ってんだよ」
「いや、あの姿見ても可愛いって言えるのは凄いなって」
JN「えーハルはいつだって可愛いよ！ね〜！」
改めてこいつらが本気でハルを想ってるんだって考えると、俺はどうやってハルにアピールすればいいのか悩んでしまう。
友情は大事だし、でもハルも大事だし･･･どちらか1つなんてそんなの選べるわけが無い。
スンチョリヒョンに説教受けながら引きずられて行くハルを見て、よりによってなんでハルに惚れてしまったんだろうとため息をついてしまった。
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作者名：月未
| 作成日時：2020年6月21日 8時
