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ホシ


「相手が変な奴だったらどうするんだ?!お前は危機感がないのか?!」

HR「・・・危機感?なんで?」

「なんでってお前」

HR「オッパもオッパ以外の皆んなもファンの子の手握ってるじゃん!私はダメなの?なんで?」

「そ、それはだな・・・えっと・・・その・・・」

HR「ほーら言い返せない!」



助けを求めるように周りを見れば「はぁ〜」とため息をついたり、やれやれと肩を竦めたり、何だか「この役立たずが」と言われているような気分だ。


酷い態度にスニョンまたもやショック・・・。



HR「だいたいアキは心配性なんだよ!どうせ今回のもアキがやらせたんでしょ?」

AK「俺は関係ねーよ!あれはホシヒョンが勝手に止めたんだよ!」

HR「今までは何も言わなかったのに?急にそんな事するなんて余計変じゃん!」

AK「それはだな・・・その・・・知らん。ホシヒョンに理由聞け」

「は?!俺に振るの?!」



突然のアキの裏切りに変な汗が出る。


俺がお前に惚れたからだ!・・・なんて言えねーよな。


また助けを求めるように皆んなを見ると全く目が合わない。


あからさまに避けてやがる。


こいつら・・・!


そんな中この人だけは違った。



JS「ねぇハル、僕と手繋いでくれる?」

HR「いいよ〜・・・え?ちょっ、顔近くない?」

JS「うん、近いね」

HR「オ、オッパ?!どうしたの?近い近い近い!!」



ハルの手を取りぎゅっと握ったシュアヒョンはそのままハルの顔へ自分の顔を近づける。


え?近すぎない?!


口がつきそうですよ!!



JS「どうする?ファンの子がこうしてきたら?」

HR「どうって・・・止めてって言うよ」

JS「止めると思うの?ハルの事大好きな子が?止めるわけないよね?」

HR「じゃあ力づくで・・・」

JS「相手が女の子ならそれでいいかもね。でも男なら?力で勝てるの?僕らは勝てるかもしれないけどハルは無理だよね?」

HR「それは・・・」

JS「危機感は持ちなさいね」

HR「・・・はい」



何このジェントルマン、説得の仕方がやばいんですけど・・・ハルの顔もちょっと赤いし。


ちくしょー!この羊の・・・いや紳士の皮を被った狼め!


けれどハルに反論できなかった俺にシュアヒョンに文句を言う資格はない。


アキだって何も言わないし・・・。


いやいや、頼むからお前は何か言えよ!!


ハルが1番危機感を持たなきゃいけないのは、このヒョンに対してなんじゃないかと俺は思ってしまった。

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作者名:月未 | 作成日時:2020年1月8日 20時

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