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THE8
HR「広くていいね！」
JN「だね〜」
「僕は嫌なんだけど･･･」
HR「まぁまぁ、たまにはいいじゃん」
JN「そうだそうだ！」
ハルを真ん中にして大きなベッドで3人で寝転がる。
広いっちゃ広いけど･･･何かなぁ〜
上を向くのも寝づらいし、だからといって隣を見ればハルの奥にジュニヒョンが見えるのが嫌。
でも反対を向くのはもっと嫌。
JN「あははっ楽しいね♪」
「何でテンションあがってるのさ･･･」
JN「え〜ミンハオは楽しくないの？？」
「僕は静かに寝たいんです」
JN「寝ればいいじゃん？」
「じゃあヒョン黙ってて」
JN「僕うるさくないもん！！」
「それがうるさいの！」
子供のようにギャーギャー言い合う僕とジュニヒョン。
どうやって黙らせようかと考えあぐねていると、隣でスースーと寝息をたてているハルがいた。
何でこの状況で寝れるんだよ！
この子の神経どうなってんの？！
「何でもう寝てるんだよ･･･」
JN「ミンハオしーっ！ハルが起きちゃうでしょ」
「ヒョンの方が声がでかいからね？！」
JN「大きくないもん！ミンハオの方がうるさいもん！！」
「あーもう寝るよジュニヒョン！おやすみ！」
JN「そうだね。おやすみ〜」
隣にいるハルの寝顔は本当に可愛らしい。
でも･･･くそっ、ジュニヒョンが見えるのが腹立つ。
可愛い寝顔の向こうには綺麗な顔したヒョンが目を瞑り、でも口元はニヤニヤと動いていて･･･本当に腹立つな。
JN「ねぇミンハオ」
「いい加減寝てください」
JN「僕、ハルのこと本当に好きなんだ」
「･･････」
JN「だから･･･だからね･･･」
「ヒョン･･･」
JN「･･････」
「ヒョン？」
JN「･･･zzZ」
「寝てんじゃねーーーよ！」
慣れないツッコミに体力も精神力も奪われた僕は、その日死んだように眠った。
翌朝、ハルに抱きつくようにして寝ていたジュニヒョンをベッドから引きずり下ろし床に捨てる。
JN「痛ったぁ〜何すんの？！」
「ハル、朝だよ」
HR「･･･zzZ」
「起きてハル」
JN「無視しないでよ〜」
「うるさい！ハル、早く起きろ！！！！」
HR「お･･･は･･･よう」
「おはよう。3時間後には飛行機に乗るから急いで準備してね」
HR「･･･ふぁ〜い」
大きな欠伸をしながらハルは部屋へと戻って行く。
こうして、僕達3人の中国滞在は終わったのだった。
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作者名：月未
| 作成日時：2020年1月8日 20時
