セブチの双子は自由人 5 (ページ33)

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ジュン『中国語』「韓国語」

楽しいな♪楽しいな♪

ん？何が楽しいかって？

なんと僕は今、ハルと一緒に中国に向かっているのです！

行きの車でセルカ。

空港でセルカ。

飛行機に乗ったらセルカ。

撮った写真はどんどんカトクでみんなに送る。

ふふふっ、可愛いハルのおすそ分け♡

きっとみんな喜んでるだろうな～♪

MH「ジュニヒョン静かにして」

「静かにしてるも～ん！」

MH「してないよ。ずっと笑い声聞こえてる」

「え？！」

MH「だからうるさいって！」

ハオに叱られちゃった･･･まぁいいか！

僕らが乗っている飛行機は、いつもより少し狭くて隣にいるハルと距離が近い。

ハオはハルの隣。

喧嘩しちゃうといけないからハルは真ん中なの♪

体が小さいせいか横を見るとハルの頭を通り越してハオの顔が見える。

ハルの顔を見るために覗き込むと、なんだ神妙な顔をしている。

HR「なぜこうなった･･･」

「なにが？」

HR「中国行くなんて知らなかったんですけど」

「僕が内緒にしてってマネージャーに頼んだの！」

HR「なんでだよ･･･」

「サプライズでーす♪」

MH「ごめんね、僕も今日まで知らなかったんだ」

「ふふっ楽しみだね～♪」

HR「･･････」

空港についたら直ぐにスタジオに直行！

もちろんハルと手を繋いでブンブン回しながら歩くのだ！

ミンハオが呆れた顔してるけど、そんなの知ったこっちゃないね！

途中、スタッフさんとか知り合いの芸能人とかに挨拶されるからハルの事を紹介する。

『うちのハルでーす』

『可愛い僕のハルでーす』

『この子は僕の子ですから取っちゃダメですよ～』

なーんて言う度にハオに背中をバシッと叩かれてしまう。

いいじゃん、どうせハルは中国語わかんないんだから。

キョトンとした顔して僕を見上げるハルが可愛くて、本当に僕だけのものになったらいいのにな～なんて思ってしまう。

仕事自体はとても順調にいった。

ハルが中国語を理解できないのはわかっていたから、撮影がスムーズに行くよう打ち合わせもバッチリしていたからね！

MH『ジュン、楽しそうだね』

『まぁね～♪』

MH『あんまりハルを困らせないでね』

『わかってるって☆』

HR「2人とも何言ってるかわかんない･･･」

撮影の合間にハオと中国語で会話。

話がわからないハルはちょっと拗ねてるみたいでそれもまた可愛い。