15 ページ41
ソラン
口の中から血の味が消えない。
外を見れば薄暗くなっていた。
俺、いつまでここにいるの?
もしかして、ずっと?
『ソラン、何か食べて?お願い・・・』
「・・・。」
お腹は空くけど、何もいらない。
「何が幸せかなんて、他人にはわかんないよ。でも、少なくとも俺はあいつらと一緒じゃないとダメなんだ・・・」
『・・・。』
少しは俺の気持ちわかってくれたらいいな・・・
ピンポーン
チャイムが鳴って、居留守を使おうとしていたけど、しつこく何度も鳴らされてイライラしながら部屋を出ていった。
大声で叫べばって思ったけど、ガッツリ口にガムテープ貼っていきやがった。
手にも貼られて身動き出来ない。
これのどこが愛してんだよ?
ユンギヒョンでさえここまでやらないぞ!
『ちょっ、なんなんですか?!やめて!!』
JK「ヒョン!ソランヒョン!いるんですよね?!」
JN「ソラン!!」
ジョングクとジニヒョンの声がする。
上手く動かない体でじたばたしていると、部屋に皆が入って来た。
JN「・・・ソラン!」
SG「大丈夫か?!」
JH「ぎゃーーー、何この部屋?!気持ち悪い!」
RM「うわっ、ソランだらけじゃないか・・・やっぱりサセンか?」
心配してくれるジニヒョンとユンギヒョンに比べてクサズは・・・はぁー、まぁいいけど。
JM「ソラン!!大丈夫?心配したよ・・・」
ジミナ・・・お前は優しいな。
V「ん?何言ってんの?あっ、ガムテープ剥がしてあげるね!」
フガフガ言ってるとテヒョンが手を伸ばしてくる。
・・・待って、テヒョンは嫌だ!!
「痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!優しく剥がせよな!!このボケ!」
優しいジミンに剥がして欲しかったな・・・
テヒョン思いっきりやるんだもん、口が痛いよ。
JK「・・・ヒョン、ソランヒョン、よかった・・・無事でよかったぁ!」
抱きついてくるジョングクは泣いていた。
「心配かけてごめんね。」
周りを見れば皆、泣いているかほっとした顔をしていた。
JN「ソラン、痛いところはない?」
「色々・・・でももう平気!」
皆がいてくれるなら、痛みなんかどうでもよくなるんだ。
ジニヒョンが抱きしめてくれた。
ユンギヒョンもホソクもナムジュンも、ジミン、テヒョン、ジョングクも。
みんながそばに居てくれる事がこんなに幸せなんだ。
やっぱり俺はこいつらと一緒じゃなきゃ・・・
640人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月未(プロフ) - さやさん» ごめんなさい、今はリクエストをお受けしてなくて・・・また再開した時にリクエストをお願いしてもいいですか?せっかくリクエストいただいたのにすいません。 (2019年4月3日 15時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - リクエストさせていただきます!そらんが変な薬をのんで子供になった?!とゆうことをつくってほしいです!(語彙力なくてすみません。) (2019年4月3日 4時) (レス) id: 7eea8a95da (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - ありがとうございました!これからも楽しみに読みます! (2019年3月26日 21時) (レス) id: 99c551705d (このIDを非表示/違反報告)
くふ(プロフ) - 更新頑張ってください! とても面白くて何度も読み返します!応援してます! (2019年3月26日 17時) (レス) id: a0c9b9060f (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - リクエストのお話を書いてくださりありがとうございました! (2019年3月25日 17時) (レス) id: bc5dc3272a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月未 | 作成日時:2019年3月18日 15時