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ソラン
「作業部屋にいるから。寂しくなったらいつでも電話しろよ(笑)」
なんてメンバーに告げて俺は自分の作業部屋に向かった。
しばらくすると部屋の電話が鳴り響く。
「ん？あれ？あっ！携帯忘れた･･･あーユンギヒョンか〜なんだろう？」
電話しろよ。なんて言っておきながら携帯忘れるなんて俺のお馬鹿さん♡
電話に出ようと手を伸ばした瞬間、ふと頭によぎった。
このまま電話に出なかったら、誰かが俺を呼びに来ないといけない。
電話の相手がユンギヒョンだから、きっと頼むのはジニヒョン。
ジニヒョンがこの部屋に来てくれる。
伸ばした手を引っ込めて鳴り止むのを待つ。
この部屋の鍵は俺とパンPDとジニヒョンしか持っていない。
俺の予想通り、ジニヒョンが部屋に入ってきた。
来ると思って机の下に隠れておいたんだけど、あっさりと見つかった。
ユンギヒョンからの伝言を伝え終わると、すぐに部屋から出ようとするジニヒョンの腕を掴んだ。
「あ、あのさ･･･この曲どうかな？あと、この前でた雑誌見てよ！結構かっこよく撮れたんだけど･･･」
なんてどうでもいい理由をつけてジニヒョンをとどまらせる。
今この時間、ジニヒョンは俺だけのヒョンになる。
何言ってんの？って思うでしょ。
でもね、ジニヒョンはいつだって皆のヒョンなんだ。
ユンギヒョンの、ナムジュンの、ホソクの、ジミンの、テヒョンの、ジョングクの。
俺だけのヒョンになって欲しいなんて、そんなの無理な事くらいわかってる。
JN「ソラン、この曲凄く良い曲だね。･･･皆には聴かせないの？」
「･･･嫌だ。聴くのはジニヒョンだけでいい。」
JN「そう。ソランは凄いね！こんな良い曲作って、仕事も頑張って、本当に偉いよ。」
そう言って頭を撫でてくれた。
それが凄く嬉しくて、ずっとこの時が続けばいい。
誰にも邪魔されないこの時を。
そんな風に思う俺は少し、ほんの少しだけ、子供の頃に戻れたようだった。
JN「さっそろそろ帰ろうかな！ソラン、ご飯作って待ってるから。早く帰っておいで。」
行かないで。
そう言えたらどんなに楽だろう。
でも俺にはそんな言葉言えない。
「うん！あっごま油入れすぎないでくださいよ〜(笑)」
軽口を叩くとヒョンは笑って部屋を出ていった。
鍵を閉め、止めていた音楽をまた流す。
あー俺はなんて寂しいやつなんだ。
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月未(プロフ) - 沙奈さん» わかりました！少しお時間かかりますが、必ず書かせていただきます！リクエストありがとうございます！ (2019年1月26日 12時) (
レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - リクエストなんですけど、主人公が月に休みがないぐらい働いて最終的に倒れて少しの間意識不明の重体っていうのがみたいです！ (2019年1月25日 21時) (レス) id: cec9f9336e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - ありがとうございます楽しみにしてます！！ (2019年1月25日 20時) (レス) id: eaaaa53064 (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - まーさん» わかりました！こっちは話が50話に近いので、次のやつに載せたいと思います。書いたらアップしますね！リクエストありがとうございます！ (2019年1月25日 20時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - リクエストなんですが病んで1人になりたがる主人公をメンバーが立ち直らせるみたいな感じが見たいです (2019年1月25日 20時) (レス) id: eaaaa53064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月未
| 作成日時：2019年1月11日 18時
