ヒョンはヒョン。 リクエスト ページ44
JIN
「･･･ふぅー、よし！」
一呼吸おいて、気合いを入れる僕。
僕は今ソランの作業部屋の前にいる。
なぜここに来たかと言うと、ユンギがソランに頼みたい仕事があるけど連絡がつかないから僕に呼んできて欲しいと頼まれたから。
ソランには携帯を携帯しないという悪い癖がある。
そのために作業部屋には電話が置いてあるんだけど、それに出ないらしい。
ここに居るのはわかっている。
それなのに出ないのは･･･たぶんわざと。
ソランの作業部屋には鍵がついていて、その鍵を持っているのは3人だけ。
1つはソラン。
1つはパンPD。
そして最後の1つは･･･僕。
ソランは作業部屋に他のメンバーやスタッフが入るのを嫌がる。
曲を作るラップLINEですら入ってはいけない部屋。
その部屋の鍵をなぜ僕に？
その問いにソランはこう答えた。
Li「俺のヒョンだからだよ。」
よくわからない。
だってユンギだってヒョンなのに、鍵は持っていない。
Li「違うよ。ユンギヒョンは･･･ユンギヒョンだもん。」
またまたよくわからない。
そんなこんなで理由を聞くのは諦めてしまった。
ところでなぜ僕が気合いをいれているかというと、正直僕はこの部屋に入りたくない。
だってこの部屋にいる時のソランは･･･
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｯ
鍵を開けると耳が痛くなるほどの大音量で聞こえてくるクラシック音楽。
部屋の壁一面には、ソランが今までやってきた仕事の台本や雑誌が並べられている。
そして目の前には机と機材。
机の下には･･･ソラン？
お前それで隠れているつもりか？
「ソラン、見えてるよ。出ておいで。」
Li「まじか(笑)さすがヒョン！！俺をすぐに見つけるなんてな！」
「丸見えだったけど(笑)･･･ユンギが用事あるって。それ伝えにきただけだから。」
部屋を出ようとすると腕を掴まれた。
Li「あ、あのさ･･･この曲どうかな？あと、この前でた雑誌見てよ！結構かっこよく撮れたんだけど･･･」
行かないで。
言葉にはしないけれど、表情がそう物語っている。
「雑誌？見たいな〜曲も聞きたいよ。」
そう言うとほっとした顔をする。
流れていたクラシック音楽を止め、ソランと一緒に雑誌を見る。
そしてそのあとはソランが作った曲を聞く。
良い曲だけど、これが世に出ることはない。
この部屋にいる時のソランは、不安定で、まるで小さな子供のようで少し･･･怖い。
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月未(プロフ) - 沙奈さん» わかりました！少しお時間かかりますが、必ず書かせていただきます！リクエストありがとうございます！ (2019年1月26日 12時) (
レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - リクエストなんですけど、主人公が月に休みがないぐらい働いて最終的に倒れて少しの間意識不明の重体っていうのがみたいです！ (2019年1月25日 21時) (レス) id: cec9f9336e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - ありがとうございます楽しみにしてます！！ (2019年1月25日 20時) (レス) id: eaaaa53064 (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - まーさん» わかりました！こっちは話が50話に近いので、次のやつに載せたいと思います。書いたらアップしますね！リクエストありがとうございます！ (2019年1月25日 20時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - リクエストなんですが病んで1人になりたがる主人公をメンバーが立ち直らせるみたいな感じが見たいです (2019年1月25日 20時) (レス) id: eaaaa53064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月未
| 作成日時：2019年1月11日 18時
