あの時 ページ42
JUNGKOOK
いつからだっけ？
昔はソランヒョンももっとお兄さんっぽくて、いつだって僕の事を心配してた。
ジョングク体調は悪くないか？
辛いことはないか？
ヒョンがついてるから大丈夫！
そんな言葉をいつも僕に投げかけてくれた。
それがいつから言ってくれなくなった？
「ヒョンは僕のお兄さんじゃない！兄さん面しないで！」
あれ？この言葉誰が言ったんだっけ？
「ソランヒョンなんか大嫌いだ！」
･･･僕だ。
なんで忘れてたんだろう。
あの時、僕はヒョンに･･･
･
･
･
とある音楽イベントがあったその日、僕はずっと気持ちが悪くて吐き気が止まらなかった。
事前収録を何とかこなし、控え室へ戻る途中ソランヒョンが声をかけてくれた。
Li「ジョングガ〜無理するなよ。体調悪くなったらすぐに言えよ！ヒョンがおんぶしてやろうか？！抱っこでもいいぞ〜」
笑っているけど青白い顔をしたヒョン。
僕は知っていた、ヒョンも体調が悪い事を。
ドラマの撮影が押していて、今日もリハーサルギリギリでやって来た。
たぶん、ここ2.3日は寝ていないはずだ。
僕よりも働いているのに、僕よりも寝ていないのに、余裕そうにしているヒョンに僕は負けたと思った。
この頃の僕は何でも勝つ事にこだわっていた。
歌もダンスも誰にも負けない。
黄金マンネの名にふさわしい人間になる。
そもそも僕にそんなあだ名を付けたのはソランヒョンだった。
そのヒョンが今目の前で青白い顔をしながら笑っている。
「･･･平気です。放っておいてください。」
自分でもなんて冷たい言い方だと思った。
それでもヒョンは笑っていた。
Li「おーさすがジョングク！お前はすげぇよ(笑)･･･でもな、辛い時は頼っていいんだぞ。俺はお前の兄さんなん･･･」
「ヒョンは僕の本当の兄さんじゃない！兄さん面しないで！」
ほんの一瞬、ヒョンが悲しそうな顔をした気がした。
Li「あーそうだよな〜俺なんかよりお前の方がしっかりしてるからな(笑)もー可愛いジョングクちゃんが大人になって俺はびっくりだよ〜」
「ソランヒョンなんか大嫌いだ！」
そう言って顔を背けて歩き出した僕を、貴方はどんな顔をして見ていたんだろう。
さすがに言いすぎたと思った。
謝ろうと思ったけど、ヒョンはいつもと変わらず笑って、騒いで、みんなに呆れられて･･･
そのうち僕は忘れてしまったんだ。
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月未(プロフ) - 沙奈さん» わかりました！少しお時間かかりますが、必ず書かせていただきます！リクエストありがとうございます！ (2019年1月26日 12時) (
レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - リクエストなんですけど、主人公が月に休みがないぐらい働いて最終的に倒れて少しの間意識不明の重体っていうのがみたいです！ (2019年1月25日 21時) (レス) id: cec9f9336e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - ありがとうございます楽しみにしてます！！ (2019年1月25日 20時) (レス) id: eaaaa53064 (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - まーさん» わかりました！こっちは話が50話に近いので、次のやつに載せたいと思います。書いたらアップしますね！リクエストありがとうございます！ (2019年1月25日 20時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - リクエストなんですが病んで1人になりたがる主人公をメンバーが立ち直らせるみたいな感じが見たいです (2019年1月25日 20時) (レス) id: eaaaa53064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月未
| 作成日時：2019年1月11日 18時
