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JIN
さて困った。
いつも通りソランに叩き起こされたかと思えば、ソランが僕から離れてくれない。
シュガートーストが食べたいと言うから焼いているのに、ソランがずっと抱きついてくる。
「ソラン、ソファでコーヒーでも飲んだら？ヒョンが美味しいコーヒー入れてあげるよ。」
Li「･･･はい。」
珍しくしおらしいソラン。
コーヒーを飲みながらもずっとソファから僕を見ている。
時々ソランにはこんな日がくる。
ここまで露骨に態度に現れるのは滅多にないけどね。
たぶん、心が疲れてるんだと思う。
ここ2週間ほどソランは個人の仕事が忙しくて、ダンスや歌のレッスン以外は別行動が多い。
それに加えてあまり寝ていない。
誰かに助けて欲しくても、何も言えないのはこの子の悪いところだ。
それでもこうやって僕に態度で示すようになったのは成長した証かな？
移動車の中、控え室、撮影スタジオ、いつもと変わらないように見えるソラン。
だけどソランの手に握られるのは僕の手だけで、ソランの目に映るのは僕だけ。
僕以外のメンバーに自分からは近づかない。
みんなもそれにうっすら気づいているみたい。
もしかしてユンギが何か言ってくれた？
だとした流石というかなんと言うか･･･。
テヒョンとジミンはソランにお菓子やジュースを渡しに来ては、笑わせようと変顔をしている。
ホソクはソランの代わりと言わんばかりに大騒ぎ。
ユンギなんて、何も言わずに隣に来て寝たフリ。
ナムジュンは撮影する順番を入れ替えるよう頼んでくれて、長く僕とソランが一緒にいれようにしてくれた。
そしてジョングクは･･･
JK「ソランヒョン！あの、その･･･僕の腹筋見ますか？」
こいつソランに腹筋見せたら喜ぶと思ってるの？
真っ赤な顔して服をめくろうとするジョングクを慌ててジミンが止めていた。
Li「え？いいの？やったー。」
そんな事を言っているけど、僕の手を離してはくれない。
僕はこんな日が来るといつも思う。
決して離す事のないこの手は、いったい誰を思って繋いでいるのだろう。
家族と絶縁。
頼れる人がいないソランはずっと1人で頑張ってきた。
僕がソランに何をしてあげられるのか、上手く思いつかない。
さてさて、本当に困ったものだ。
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月未(プロフ) - 沙奈さん» わかりました！少しお時間かかりますが、必ず書かせていただきます！リクエストありがとうございます！ (2019年1月26日 12時) (
レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
沙奈(プロフ) - リクエストなんですけど、主人公が月に休みがないぐらい働いて最終的に倒れて少しの間意識不明の重体っていうのがみたいです！ (2019年1月25日 21時) (レス) id: cec9f9336e (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - ありがとうございます楽しみにしてます！！ (2019年1月25日 20時) (レス) id: eaaaa53064 (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - まーさん» わかりました！こっちは話が50話に近いので、次のやつに載せたいと思います。書いたらアップしますね！リクエストありがとうございます！ (2019年1月25日 20時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
まー(プロフ) - リクエストなんですが病んで1人になりたがる主人公をメンバーが立ち直らせるみたいな感じが見たいです (2019年1月25日 20時) (レス) id: eaaaa53064 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月未
| 作成日時：2019年1月11日 18時
