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SUGA
レコーディングスタジオを飛び出したヒョンを追いかけたものの、なんて言って声をかければいい?
あの人があんなふうになったのは全部俺のせいなのに。
AI「どうしよう・・・酷いこと言っちゃった・・・僕、どうしたらいいの?ヒョン、助けてよ・・・」
床にうずくまり、カタカタと震えるヒョンを見て俺は固まってしまった。
手を伸ばしたいのに、体が動かない。
あんなヒョン見たことない。
俺の知っているヒョンはどこにいったんだ?
「ヒョン、あの・・・俺・・・」
自分の声が震えているのがわかる。
AI「ご、ごめん。僕、みんなに酷いことを・・・」
俺を見てビクビクするソランヒョン。
ダメだ。俺はこの人を守らなきゃ。
「大丈夫、大丈夫だから!俺と一緒に戻ろう。」
AI「・・・迷惑かけてごめんなさい。次からはちゃんとやるから。」
するりと俺を避けて、ヒョンは歩いていく。
必死の思いで伸ばした手がヒョンに触れることは無かった。
スタジオに戻ると、ナムジュンがいなくなっていた。
JN「ソラン、焦らせてごめんね。しばらく休もうか。ね?」
AI「・・・ごめんなさい。」
ヒョンはしばらくの間仕事を休ませようと決まったらしく、すぐにナムジュンが戻ってきてパンPDも説得したと言っていた。
これでいいとみんな思っていた。
本当にこれでいいのか?
間違ってないのか?
そう思う気持ちを俺は心の奥底に閉じ込めた。
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月未(プロフ) - ゆめさん» いつもリクエストいただいて本当にありがとうございました!次も頑張ります!本当にありがとうございました! (2019年1月15日 17時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - お疲れ様でした!リクエストしたものを書いてくれてありがとうごぜいました。次のお話頑張ってください! (2019年1月15日 17時) (レス) id: fed9021c8c (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!そう言っていただいて本当に嬉しいです!またいつか書ける話が思いついたら単発でやって行くのもいいかもしれないですね・・・次のシリーズも読んでいただけたら幸いです! (2019年1月15日 9時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - このシリーズ本当に大好きです。また読みたい! (2019年1月15日 9時) (レス) id: ffcdaa6aff (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - えりさん» 肋骨ですね!気づかずにずっと助骨で打ち込んでました!教えていただいてありがとうございます!書き直せる部分は書き直しますね。 (2019年1月14日 12時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月未 | 作成日時:2018年12月14日 18時