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ソラン
病院で知らない人達から何故かヒョンと呼ばれた僕。
16歳のはずが今は27歳。
そう、僕は事故で11年間の記憶を失っていたのだ。
SUPER JUNIORのヒョン達と過ごしていたはずの僕が、今はSMとは違う事務所でアイドルをやっているなんて到底信じられない。
それでもヨンジュニヒョンに見せられた写真や映像には彼らと歌い、踊り、肩を寄せ合う僕がいた。
「・・・お邪魔します。」
記憶を取り戻すため、僕が住んでいるという宿舎へ来たのだけれど・・・
JK「ヒョン!おかえりなさい!」
V「ヒョンは夜ごはん食べた?何食べる??」
JM「おい、ヒョンが困ってるだろ!」
僕に向かってヒョンと呼ぶのはこのグループのマンネ組のジョングクさん、テヒョンさん、ジミンさん。
可愛らしい笑顔で抱きついて来るから少し驚いてしまった。
JN「ソラン、おいで。」
僕の手を引いて歩くのはジンさん。
僕と同じ歳らしい。
RM「荷物は部屋に置いておきますね!」
JH「あっ、ヒョンの部屋はこっちね!」
荷物を持ってくれたのがリーダーのナムジュンさん。
僕の部屋を教えてくれたのが、ホソクさん。
SG「・・・。」
そして、少し離れた所で立っているのがユンギさん。
何も喋らないけど、僕は彼とは仲が悪いのだろうか?
リビングに行き、ソファに座るとジョングクさんが色々な写真を見せてくれた。
JK「これ!ヒョンが寝てる時の写真です!こっちはメイクの途中でお菓子食べてる写真。それから・・・」
彼が見せてくる写真はなぜかカメラ目線ではない、変な写真だらけだった。
一応、彼らと写る写真も見せてもらったけれど、僕の反応が悪いせいかすぐにしまってしまった。
「すいません・・・記憶が戻るように頑張ります。」
不安そうな顔をする彼らを見ると胸が締め付けられように痛くなる。
JN「何か食べようか?!ソラン、何が食べたい?」
「あー、なんでもいいです。僕も手伝いますね。」
何がと言われても何も思いつかない僕。
するとジンさんは、僕が好きだったものを沢山作ってくれると言ってくれた。
食事の準備中、お皿並べてくれると言ったナムジュンさんにお皿とコップを渡すと大きな音を立てて食器が割れてしまった。
V「ソランヒョン、ダメだよ!ナムジュニヒョンに触らせたら!」
「え?あっごめんなさい・・・」
どうやら彼はとてつもなく不器用らしい。
覚えておこう。
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月未(プロフ) - ゆめさん» いつもリクエストいただいて本当にありがとうございました!次も頑張ります!本当にありがとうございました! (2019年1月15日 17時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - お疲れ様でした!リクエストしたものを書いてくれてありがとうごぜいました。次のお話頑張ってください! (2019年1月15日 17時) (レス) id: fed9021c8c (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - みぃさん» ありがとうございます!そう言っていただいて本当に嬉しいです!またいつか書ける話が思いついたら単発でやって行くのもいいかもしれないですね・・・次のシリーズも読んでいただけたら幸いです! (2019年1月15日 9時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - このシリーズ本当に大好きです。また読みたい! (2019年1月15日 9時) (レス) id: ffcdaa6aff (このIDを非表示/違反報告)
月未(プロフ) - えりさん» 肋骨ですね!気づかずにずっと助骨で打ち込んでました!教えていただいてありがとうございます!書き直せる部分は書き直しますね。 (2019年1月14日 12時) (レス) id: 79c4467898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月未 | 作成日時:2018年12月14日 18時