これが彼の通常運転。5 (ページ32)

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J-HOPE×SORAN ページ32

今日はダンスレッスン室で振りの練習をしている僕。

と何故かいるソラン。

ジミンを誘ったはずがソランがついてきた。誘ったはずのジミンは用があるって出かけちゃうし。

ソランは踊らないの？

壁にもたれ掛かったまま動かないソランに僕は聞いてみた。

「･･･いい。」

首を横に振りながらそう言うと、携帯をいじりだすソラン。

一体何しに来たんだろう？

そんな事ソランに聞けるはずもなく、僕は1人で練習を始めた。

集中しすぎると僕は周りが見えなくなってくる。ふと気づけば2時間は経っていた。

はぁ、はぁ、水飲もう。

踊り疲れたボクは水を飲もうと手を伸ばす。すると僕の水を触っているソランと目が合った。

ソランの手にあるのは中途半端に水の入ったペットボトルが2本。

何してるんだ？

一瞬そう思ったけど、僕は気づいてしまった。

･･･おいソラン、もしかして前に僕の水にイタズラしたのはお前か？

そう聞くと目を逸らしながら後ろに下がっていくソラン。

逃げようとするソランを捕まえた僕は、ソランを正座させた。

なんであんなイタズラしたの！？僕びっくりしたんだからね！またやろうとしたんでしょ！？

僕は怒りながらソランに言う。こいつはまたイタズラする為にわざわざついてきたんだろう。

「･･･あのドッキリ嫌だった。」

「･･･だから仕返し。」

無表情だけど、ちょっと不満そうに言うソラン。持ってきたバッグの中身は大量の水のペットボトルが入っていた。しかも中途半端なやつばっかり。

ドッキリって前に、走れバンタン！でやったやつ？

そう聞くと無言で頷いている。でも、それを言われた僕は何も言えなくなった。

あ～あの時はごめんね。

ソランちゃんと踊れてたから。上手だったよ。

僕はやっとあの時の事を謝れた。ドッキリとはいえ悪いとは思ってたから。

「･･･じゃあこれでおあいこね。」

そう言うとソランはまた壁にもたれ掛かって、僕が踊るのを見始めた。

イタズラがバレたんだから帰ればいいのに。

てか見られてると踊りづらいな～。

そう思いながら僕はまた踊り始めた。

後日、ソランの携帯の待ち受けが僕がダンスを踊っている後ろ姿になっている事に気づいた。

ソランは僕が踊っている姿が好きなのかな？

もしかして僕が1番好かれてる？

そう考えるとなんだか嬉しくなってしまう僕だった。