これが彼の通常運転。5 (ページ27)

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防弾会議withシンラ② ページ27

JIN

あれはサイン会での事だった。

僕の隣はソランでペンの子がソランに向けてノートに書いていた文字がたまたま見えたんだ。

Q、1番好きなメンバーは誰？

A、内緒

え？内緒？内緒って事は1番がいるってことだよね？誰だ？誰が1番なんだ？？

それから先、僕はその事が頭から離れなくてサインに集中できなかった。(ARMYごめん。)

サイン会を終えた僕らは控え室へ戻るんだけど、ソランは気づいたらいなくなっていた。

「防弾会議を始める！」

叫ぶ僕にみんなは意味が分からないという顔をする。

ソランがいない今がチャンス！そう思った僕は皆にさっき見た事を話したんだ。

「そりゃあ僕でしょ。」

ジョングクはさも当然だという風に言った。

「ソランは僕の頭撫でてくれるし。」

「あの時、僕にだけ不満言わなかったでしょ。」

ジョングクの言うあの時とは、ソランが刺された事件の事を言ってるんだと思う。

家に帰って来たソランに話しを聞いた時、ソランは僕らへの不満をぶちまけた。

確かにジョングクは何も無い。可愛い。って言ってたけど･･･。

でも！味覚障害があって、食事をするのが嫌なソランは僕のご飯は食べてくれる！

ご飯のリクエストまでしてくれたんだから、僕が1番だと思うんだ。

僕が1番だと思うよ！

そう言うと皆してそれは無いって顔してる。腹立つな。

「･･･俺も好かれてると思いますけど。」

ナムジュンが会話に入ってきた。

「俺の為に充電器とかイヤホンとか用意してくれてるし。」

「それに俺の手のひらを待ち受けにしてましたしね。」

ドヤ顔でいうナムジュン。

しかし、用意してくれてるのは自分のを使われたくないからだし、待ち受けなら僕の肩を撮ってた頃もあった。

それを言うとナムジュンのドヤ顔が消えた。