これが彼の通常運転。5 (ページ22)

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ミックステープ① ページ22

ソランが発表した曲は全部で5曲。

MVも5つ。それら全て、前にメンバーが撮った映像が使われている。

1曲目が始まると流れて来たのはJINの映像だ。その後、ソランが病院の椅子に腰掛け歌っている。

初めは自分が産まれた時の事、両親の元に産まれ、最高の友達に出会えた事への感謝の気持ちを表している。

その後映像はSUGAのものへと変わる。映像が終わると再びソラン。次はどこかの部屋のソファに座っているようだ。

優しく微笑み、幼い頃の楽しかった思い出を歌っている。

この曲を歌っている時のソランは優しく、語りかけるような声で歌う。そして穏やかな表情をしている。

2曲目はJ-HOPEの映像で始まる。その後、薄暗い部屋で歌うソランが映る。

父が死んだ時、母に何もしてやれなかった。涙も出ない。そんな時に友達が手を握ってくれた。それがどんなに有難かったか。遠くを見つめ歌うソラン。

映像はRAP MONSTERへと変わる。その次に移ったソランは公園のブランコに座っている。

虐められていた。反撃しようと思えば出来たがしない。助けに来てくれる友達を待つ為だ。友達が殴られた時にそれは間違いだったと気づいた。強くなろうと決めた瞬間だ。

この曲は最初は暗めな印象を受ける。しかし曲が進むにつれ、画面を睨みつけるようにしている場面がある。ペンの前では決して見せない表情だ。

4曲目はJIMINの映像。その後ソランはどこかの部屋のテーブルに座っている。

この曲でソランは幼い頃から、自分に味覚障害がある事を告白している。理由は精神的ストレス。だが何がストレスなのか自分ではわからない。わかりたくない。

幼い頃に友達が作ったオムライスは不味かった。でも味が分かる事が最高に嬉しかった。そう歌っている。

その後Vの映像が流れる。ソランは壁にもたれ掛かったまま歌っている。

新しい家族が増え、その中に自分がいていいのか迷っていた事。そんな自分の背中合わせを押してくれた友達に感謝している事。そんな内容だ。

この曲は笑顔で歌っているソラン。普段のソランでは考えられないくらい笑顔だ。

次は4曲目。残っているのはJUNGKOOKとSORANの映像。

あの2つの映像はペンにとって1番理解が難しい映像だったはず。