これが彼の通常運転。5 (ページ11)

今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:194,849 hit

本音③ ページ11

SUGA

ため息をつきながらジニヒョンが俺を見てくる。次は俺の番ってことかな？

お前、曲作れたのか？なんで今まで言わなかった？

俺が知りたい事はこれだ。ソランが曲を作れるなんて知らなかった。作りたいとも言わなかったし。

「･･･デビューする前から作ってるよ。」

「･･･作れるか？なんて聞かれなかったから。」

そんな前から作ってたのか。てか聞かれなくても言うだろ普通。

『最初は俺が遊びでやってたんですけど、意外とこいつの方が作るの上手くて。』

『気に入ったんで、俺が勝手にネットにあげたんです！』

『でも、こいつの作る曲は人が歌うには向いてなくて。』

隣で正座しているシンラが話しに割って入ってくる。

向いてないってなんだ？俺はボカロは聞かないからよくわかない。

「あ～。RANRAの作る曲は難しいよね。音が高すぎたり、高速で歌ったりするからボカロならではの曲って感じだよ。」

ソランの曲を聞いたことあるのか、テヒョンが俺に説明してくる。

なんだそれ。

よくわからないって顔をしていたせいか、ソランが自分の部屋に行きCDを俺に持ってきた。

「･･･あげる。」

《RANRA VOCALOID COLLECTION2》そう書かれたCDを渡された。

昨日VLIVEで言ってたやつか。

そう思いながら渡されたCDを見ていると、いつの間にか次の人へ順番が移っていた。