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Side Ym
「…ま… やま…っ 」
「〜んぅ…」
「こんな所で寝てたら風邪引くよ?」
目をゆっくり開くと1番に映った裕翔くんの顔。
心配そうな表情を見て、
いつもの裕翔くんに戻ったんだな〜ってしみじみ思う。
体を起こそうとすると全身から激痛が襲い、
思わずうめき声が漏れる。
「やまっ⁉大丈夫⁉」
「ぅ、うん、別にへーきだよ。」
あたふたと手を貸そうとしてくれる裕翔くんは本当に優しい。
こんなんだからいくら酷いことされようが嫌いになれない。
むしろ人が変わった時の裕翔くんはいつもに戻った時には何1つ覚えてないから、
二重人格だって知った時に自分を責めそうで心配になる。
「それと、
俺ここにくるまで何があったか全然覚えてないんだけどもしかしてまた楽屋で寝ちゃってた?
やまにまた迷惑かけちゃった?」
不安そうに覗き込んでくる裕翔くんを安心させるように出来るだけ柔らかく微笑む。
「そうだよ、裕翔くんまた楽屋で寝ちゃって全然起きないから心配したんだからね!」
「そうなんだ…
ここまでわざわざ運んできてもらっちゃってほんとにごめんね。」
シュンとなって謝ってくる裕翔くんに良心が痛むけど、
顔色1つ変えずに平気で大嘘を貫き通す。
きっとバレてしまったら裕翔くんはもう俺の側にいてくれなくなる。
そしてそうなることは誰よりも俺が困る。
床から起きあがる間手を貸していてくれた裕翔くんが心配そうに俺のうでにある痣を見つめてくる。
「どうしたの…?これ…」
"裕翔くんがつけたんだよ" なんて口が裂けても言えるわけがない。
だから今日も "ごめんね" って小さく心の中で呟いてさらに真っ黒い嘘を吐きちらすんだ。
「ちょっと外歩いた時にぶつけちゃったんだ。
それより早く準備始めなきゃ仕事遅れちゃうから顔洗いにいこっか。」
未だに気がかりな様子の裕翔くんの面と向かって、
何事もなかったかのように笑顔を見せた。
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シャンデリア(プロフ) - アンチやないでさん» リクエストありがとうございます(^ω^)次更新する際にはありやま載せますね(`_´)ゞ (2017年9月25日 16時) (レス) id: 1d18390c64 (このIDを非表示/違反報告)
アンチやないで(プロフ) - ありやまみたいです! (2017年9月24日 21時) (レス) id: 4b8cc28d58 (このIDを非表示/違反報告)
シャンデリア(プロフ) - い の や まさん» いえいえ、とんでもない!読んで下さった上にコメントまでありがとうございます。お言葉励みに頑張ります!(^ω^) (2017年9月10日 23時) (レス) id: 1d18390c64 (このIDを非表示/違反報告)
ユニ(プロフ) - シャンデリアさん» ありがとうごさいます! (2017年9月10日 22時) (レス) id: 4cea22ed41 (このIDを非表示/違反報告)
い の や ま - giveme_999さん» 可愛かったです!見るの遅くなってしまいすみません!頑張ってください!! (2017年9月10日 18時) (レス) id: 375a60423e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シャンデリア | 作成日時:2017年8月17日 17時