真っ赤な短編集~

＊ ページ21

Side Ar




「寝てる？」




「んん、ねてる」




目を閉じているが、俺にぴったりとくっついたままちゃんと返事はしてくれる山田。





「いちご好き？」



「すきぃ〜」



「猫好き？」



「すき〜」



「俺と知念どっちが好き？」



「すきぃー」






「ブハッ」




おいおい、


全部同じ答えなんかい！！






「納豆は？」



「すきー」



「おばけは？」



「すきよー」






完全に寝ぼけてんな。




そうだ、

いいこと思いついちゃった♪




なるべく動かないようにベッドサイドテーブルに置いてある携帯に手を伸ばして、

録音ボタンを押す。





「ねえ山田、俺のこと好き？」



「ん〜…？

すきー」








「……うそ、すきよりね〜、

もっとだいすき。ふふふ」








ぎゅってもっと寄り添ってくる。





一生保存用だなこの録音は。

てか録画にしてりゃあよかった。






パッと画面が暗くなるのを見届けて目を閉じた。


当の本人はすでに夢の中へ逆戻り。







「ずるすぎんだろ…」






本当に。








仕返しだかんな。



そう思いながら幸せそうに眠る山田の鼻をつまんだ。



〜fin〜




こんな感じでよろしかったでしょうか？



私も個人的にありやまが1番好きなんですが、

いざ書こうとなると全然うまく書けなくて…
(−＿−；)←




そしてたくさんの評価ありがとうございます！

この間順位がついててびっくりしました。



これからもどうぞよろしくお願いします。





ーシャンデリア

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