20 The Past ページ20
Side Ym
鍵もかけられてない隙だらけの家。
「蝉!!おっかえ「荒瀧の情報たんねぇんだよ。」
熱烈な出迎えを遮るように吐き捨てると、
わかりやすく裕翔は口角をあげた。
「バレちゃった?」
「バレるも何もあるならさっさと出せよ。」
「車に入ってる〜」
言われると同時に投げ渡されたキー。
背に似合わずイタズラっ子のように目尻を下げる裕翔にはやっぱり何も言い返せなくなる。
「そういえば最近この辺り通り魔多いから気をつけてね。」
この忠告、ちゃんと聞いておけばよかったのかな?
「バーカ、
そんなんに俺がヤられる訳ねぇだろ。」
「おっ、言うねぇ〜」
窓際の散らばった机に、
その長さを見せつけるかのように乗っけられた脚。
そういえばこの無駄に長い脚を見たのもこれが最後だったのかもしれない。
もっと目に焼き付けておけばよかった。
「あ、蝉〜、ナイフはいいの?」
めんどくさいからって聞こえないふりして出て行くんじゃなかった。
「全部、
俺のせいだ。」
.
409人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
聖月 - 面白いです!更新頑張ってください (2019年6月5日 18時) (レス) id: e9dd353aa0 (このIDを非表示/違反報告)
シャンデリア(プロフ) - わたがしみたいになりたいさん» ありがとうございます!(^^) (2017年10月20日 14時) (レス) id: 1d18390c64 (このIDを非表示/違反報告)
わたがしみたいになりたい - おもしろいです! (2017年10月19日 20時) (レス) id: 52424801fe (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シャンデリア | 作成日時:2017年9月27日 23時