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60:看病2 ページ20
*安田
「ゔぅっ…ふぇっ…」
安「っ？！」
えっ？！なにこれぇっ…泣き声、やんな？
心配になった僕はAが寝ている部屋へ急ぐ
安「Aっ、大丈夫っ？！
どうしてん、気持ち悪いんかっ？」
「じょうぢゃっ……ふぇぇっ…泣」
ベッドの上には、
涙と鼻水で顏がぐっちゃぐちゃのA
顏から出るもん全部出てんで笑
泣く元気はあるみたいやね
黙ってぐったりされるより安心やわ
安「もぉ〜、なんでそんなに泣くん？
ダルいん？気持ち悪いんか？」
「えぐっ…ふぇ…それも、そっやけど…
さみじがっ、てん…
…ひとりはぁっ、いややぁ…泣」
安「心細かったんやねぇ
分かったから、もう無理せんでええで」
そういえば、僕がまだ子どもの頃
熱がでたときはオカンがずっとそばにおってくれたなぁ…
あれ、どこにも行かんでって、ワガママ言うたんやっけ？
忘れたわ。
でも確かにそうや。
熱が出てひとりぼっちなんてさみしいの、誰だって嫌やわ！
安「Aが寝とっても僕がずっとここにおる
から、ゆっくり休むんやで？」
「やくぞぐ…？」
安「おん！
絶対の約束やで！」
そう言い聞かせると、安心したのか
Aはスヤスヤと寝息を立てて寝てしまった。
ぐっちゃぐちゃやけど、
めっちゃ可愛い寝顔を見せながら♡
・
大「絶対の約束ってなんやねん！」
横「日本語下手くそか！」
なんだかんだ仲良しなこの二人でした笑
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作者名：いけだ | 作成日時：2014年8月11日 15時
