173:ギャルと死灰復燃 ページ23
「過去にも。いいや、お前にも」
Aは窓枠に手を付き、月光に背を向けた。
月を背負いAは好戦的な笑みを浮かべる。
「そういう訳だ。聞いてんだろ?少し話でもしようや、私の中の呪霊」
もう、逃げない。
____。
キリがいいので、これまでの話をより掘り下げて話します!
どうでもいいなって人は、是非次のお話へ!!
これにて、『幼魚と逆罰』は終了となります。
次回からは『交流会』が始まります。
そんな中、幼魚と逆罰では幾つかポイントとなる点が出てきました。
特に、直近で言えば172話から173話にかけてAが何やら決心を固めます。
特に深く説明しなくても…と思ったのですが、アレどういうこと?という人に向けて解説します。
Aは、真人と戦う前に猪野琢真との会話で悟の心情に気づきました。
恋人のフリをしてるのは、悟の気まぐれと思っていましたが自分の思い過ごしだったと気づきます。
そして、順平の母が死んだ時、Aは一人悩みます。考えていくうちに、Aは沈んでいってしまう訳ですがその時ふと気づきます。
そういう時、いつも黙って傍に居てくれていた存在は誰だったのか。
Aは、その時自分の中でどれだけ悟の存在が大きかったのかを自覚します。
「どうしていいか分かんないね、悟」というのは、言葉通り悟が自分に向けている感情やそれら全てにどう折り合いをつけていいのか、という事です。
Aは、好きだった相手、傑に置いていかれた過去があるので誰かを好きになるのも好きになられるのも抵抗があります。
自分はいずれ呪霊によって死ぬ身。
抵抗というよりも、逃れられないものなのだから…という感情ですかね。
Aは誰よりも置いていかれる辛さを分かっています。
自分みたいな気持ちを味わって欲しくないから、好きになって欲しくもない。
だけど、気づいてしまうんですね。
どれだけ悟に救われてきたか。
そして、Aは漸く決意します。
呪霊と向き合っているようで、自分は諦めて逃げていた。
もう逃げない、怯えない、過去の辛さに縛られない。
Aは、遂に正面から呪いと向き合うことを決意します。
それは、自分のためでもあり悟のためでもあるから。
という感じです。
さて…ここからですね…
今までは悟視点が多かったのですが、今後はA側の視点が増えます。お楽しみに!!
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鼻毛太郎(プロフ) - 華花。さん» コメント有難うございます!これでいいのか...?と悩む時期が続いていた中、温かいコメントを頂けて本当に泣くほど感謝してます;;現在5章目を製作中なので、しばしお待ちを…!今後もギャルと呪術を宜しくお願い致します! (2021年4月21日 11時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
華花。(プロフ) - いつも緊張して送れませんでしたが初コメント失礼します!もう作者様は言葉選びから構成まで最高すぎます…素敵な作品を生み出してくれてありがとうございます! (2021年4月20日 23時) (レス) id: 2bd2296ed7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鼻毛太郎 | 作成日時:2021年3月1日 0時