172.side赤井 ページ14
Aを降谷くんに引き渡してすぐ、俺は変装を解いて準備をし始めた。
沖矢昴としては動くなと釘を刺されたものの、こちらで動く分には問題ないだろう。
...まあ組織に十分に注意しなくては行けないという点では多少問題だが、それも3つ子の危機に比べれば全然だ。
「坊や、どうだ?」
坊やが機転を利かせAに渡していたシールのおかげでAと降谷くんの話を聞くことと場所の特定が出来ている。
話によればあるビルに突入することになっているらしい。
降谷くんがいるビルへ俺達も向かおうと決めた為、早速車を動かしてビルへとむかった。
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ビル内へ入れば着々と捕縛が進んでいっているようで、流石降谷くんの指示、作戦だと感心する。
しかし、公安の人達もバタバタしていた為、普通に入っていってもバレなかった。
「赤井さん!!降谷さん、最上階の社長室!!!」
そう言いながら俺の横を並走する坊やに、頷き返して先を急ぐ。
タイミングよく来たエレベーターに乗り込んで最上階の社長室へと向かえば1つ扉の開いている部屋を見つけた。
「...連れてかれたんだな??澪は大丈夫だ。俺が必ず見つける。...2人とも、よく頑張ったな。」
中から聞こえたそんな声に、邪魔をしないよう扉に寄り掛かって降谷くんが気がつくのを待つ。
「こちら、社長室。社長が3つ子のうちの1人を連れて逃走した。俺はそっちを追い掛けるから。後は頼んだ。」
通信機器を付けているのだろう。事務的にそう言った降谷くんは、その後3つ子へ話しかけてから漸く後ろを振り返った。
「俺も使ってくれて構わないぞ、安室くん。...いや、降谷零くん。かな??」
「僕も頑張るから!!!早く澪ちゃん取り戻そう!!!」
降谷くんは、人影に気付き顔を歪めた。
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命の重さ(プロフ) - 三つ子ちゃん尊いし零さんかっこいいし、なんかもう色々好きすぎてヤバいです (2022年4月14日 2時) (レス) @page43 id: 51fb519b55 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 明里香さん» 遅くなってすみません、「私が勘違いするような」という発言であり誤字では無いつもりなので訂正しませんでしたm(_ _)m (2018年8月22日 10時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 195話に誤字がありました。「勘違いする」ではなく、「勘違いされる」です。 (2018年8月15日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 粟沢も、未来さんも親衛隊にボロっくそにやられます。親衛隊はいい汗かいた...!!と爽やかに取り調べ室から出てくる感じです笑長文、どんとこいなので、次の章でも良ければどうぞ語ってください!! (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 友人の件は後から見ると満更でもないんだろおい!!って感じですよねぇ(白目)ちなみに気がついたらフェードアウトしていた友人には触れないでください笑後日安室さんに謝りに来たって事にしておきましょう、すみません笑 (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年6月19日 21時