検索窓
今日:270 hit、昨日:226 hit、合計:1,107,862 hit

167. ページ9

昴さんに連れていかれた工藤邸で、零の正体を知ることになった私。







知ったと同時になったチャイムに昴さんが出ると、そこに立っていたのは零だった。









「Aを、返してもらえます??」









そう言い放った零の目はどこか鋭く、苛立ちが現れていた。









「返して、ですか。別に攫ってきたつもりは無いんですがね。...Aさん。安室さんが来ました。」









後ろの壁からひょっこりと顔を出していた私とコナンくんに顔を向けた昴さんは、そう言って暗にこちらに来るように告げた。









その声に従って昴さんと零...透さんがいる玄関へ近付けば、透さんが声を発した。









「A。僕、ポアロに居てっていったよな?」







「ひゃい!...はい、すみません。コナンくんと昴さんなら、手伝ってくれるかもって思って...」









口調はちゃんと透さんだと言うのに有無を言わせないその様子はまさに零で。思わず噛んでしまった私は、そこに突っ込まれる前にわけを伝えた。









すると不機嫌丸出しだった透さんはさらに眉を寄せてから昴さんを睨みつける。









「今回の件について話をしたのは僕ですけど、素人が首を突っ込まないでください。...それじゃあ、Aは連れていきますから。」









そう言って昴さんをもう一睨みすると透さんは私に家から出るように言った。









「...わかりました。私は引きましょう。...私、はね。Aさん、気を付けて下さいね??」








話を振られた私はありがとうございます!と返事を返して靴を履いた。









私は、と言い直した声は透さんに届いていなかったようで行くぞ、といった透さんはそのまま背を向けて歩き出す。









私はと言うと、何故かコナンくんに不思議なシールをおまじないといわれて持たされたため、一応受け取ってから透さんの後に続いた。

168.→←166.side沖矢



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (697 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3545人がお気に入り
設定タグ:アニメ , 降谷零 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

命の重さ(プロフ) - 三つ子ちゃん尊いし零さんかっこいいし、なんかもう色々好きすぎてヤバいです (2022年4月14日 2時) (レス) @page43 id: 51fb519b55 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 明里香さん» 遅くなってすみません、「私が勘違いするような」という発言であり誤字では無いつもりなので訂正しませんでしたm(_ _)m (2018年8月22日 10時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 195話に誤字がありました。「勘違いする」ではなく、「勘違いされる」です。 (2018年8月15日 23時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 粟沢も、未来さんも親衛隊にボロっくそにやられます。親衛隊はいい汗かいた...!!と爽やかに取り調べ室から出てくる感じです笑長文、どんとこいなので、次の章でも良ければどうぞ語ってください!! (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 友人の件は後から見ると満更でもないんだろおい!!って感じですよねぇ(白目)ちなみに気がついたらフェードアウトしていた友人には触れないでください笑後日安室さんに謝りに来たって事にしておきましょう、すみません笑 (2018年8月15日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:空良 | 作成日時:2018年6月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。