彼が消えて早5年。今私は...3【降谷零・安室透】

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「いやぁ、結構飲んだね。帰り、大丈夫？？」








飲み会が始まって2時間。8時半を回った為、一旦お店を出た私たち。









他の人達は次の場所は何処にするか話し合っている。私は流石に3つ子もあるしとお断りしましたよ。









「大丈夫ですよー！3つ子見てもらってる人には終わったら連絡すると言ってありますし、そのまま電話繋いどいて貰いますから。」









帰り、大丈夫？の声が小さかったことからおそらくストーカーの方を心配してくれたのだろう。









...たぶん大丈夫だ。うん。









行く場所を決めた皆がぞろぞろと去っていくのを見届けてから、昴さんに電話をかけた。









「もしもし、昴さん？？今終わったので帰りますねー！！」









「あ、Aさん。今私と3つ子はポアロに待機してるので迎えに行きましょうか？？」









「いえいえ、ポアロって確かここから歩けば10分掛からなかった筈なので歩きますよ！あ、でも電話は繋いどいて貰えると助かります。」









「わかりました。では、電話をスピーカーにしますね。3つ子やコナンくん、安室さんも話したがってますし。」








そうして私は、3つ子やその周りの皆との話を聞いたり話したりしながらポアロに向かって歩き出した。








「すーくんおむかえきてね！！そのまんまポアロきたの！！！ハムサンドたべたよ！！」






「ハムサンドのあじ、かあさんのといっしょなんだぜ！！」








「まま、まわりきをつけてね？」









携帯を置いてもらったのだろう、3つ子がわらわらとそれぞれが言いたいことを話しかけてくる。









早く3つ子と会いたいな。癒しが欲しい。









そう思って早歩きに切り替えたその時。









「へっ...！？！！！！？？」









誰かに、腕を引かれた。

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