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103. ページ25

それからしばらくして、コナンくんが私たちに風見さん、という人の到着を知らせてくれた為、零の肩口からそっと顔を上げた。暗くて零には見えていないだろうが、きっと泣きすぎてめがパンパンに腫れているだろう。








零は、私の背中を軽くポンポン叩いてからそっと腕の中から出し、立ち上がる。









「犯人はそこに。風見、ロープを手錠に切り替えろ。ストーカー及び殺人未遂だ。凶器はこれ。」









そう言って零が見せた凶器に、思わず首を傾げる。私の服を裂いたものとは違ったからだ。









風見さんと一緒に来たらしい2人の部下は、それを聞いてストーカーに手錠をかけ直した。ストーカーは体を揺すられて目を覚ます。









ストーカーは、下を向いて大人しく2人に連行されているも、私には嫌な予感がした。








その場から少し離れたところに座り込んだままだった私を振り返った零は、そのままストーカーに背中を向けて私に話しかけてくるけど、それは頭に入ってこなかった。









「あっ!??おい!!!!!お前!!!!」









嫌な予感ほど当たるもの。








ストーカーは一瞬の隙をついて2人から逃げ出し懐から私の服を裂いたあのナイフを取り出して一直線にこちらにかけてくる。









狙いは、きっと零。







「零...!!!!!!」




そう直感した私は、立ち上がって零を押し倒すようにしてストーカーに背を向ける。







背中に強烈な痛みが走った。









そのまま零の上に体を預けて倒れ込む。







「お前の!!お前のせいで!!!」







そう叫ぶ声が何処が遠くに聞こえた。








上半身を起こした零は、私の背中に触れたため、うっすらと目を開けて零へ声をかける。






「零、へー、き??よかっ...」









固まっている零にふわりと笑えば、すぐに瞼が重くなり、目を閉じてしまった。








「うそ、だろ...!??!?」









そんな零の声がする中、私の意識はフェードアウトした。

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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ぬこぬこ(プロフ) - イケメンが過ぎるぅ(´;ω;`) (2019年3月17日 23時) (レス) id: a359276646 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アーケインさん» 私も書いていてうわぁ...と思っていました。笑きっと降谷さんは殺したいくらい怒っていたと思います!!なんとか堪えた感じですね。はい。笑 (2018年6月14日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ちりさん» ありがとうございます!!!夜兎様には感謝してもしたりないくらいです!!!新章も頑張ります!!なかなか話が進まなくて...頑張ります笑 (2018年6月14日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
アーケイン(プロフ) - ストーカー気持ち悪っ。降谷さんに勝てる訳ないのに。降谷さん、ストーカーを殺せば良かったのでは (2018年6月14日 0時) (レス) id: d5979c26bb (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - イラスト見ました!ものすごくイメージがしやすくなりそして可愛いくて夜兎さんありがとうございますですね!!そして新章おめでとうございます!!わくわくドキドキな展開お待ちしております!笑(*^o^*) (2018年6月5日 23時) (レス) id: a253956171 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空良 | 作成日時:2018年5月24日 19時

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