彼が消えて早5年。今私は...3【降谷零・安室透】

110.side降谷 ページ32

Aの病院から出て車を走らせる。今日はあのストーカーの事情聴取の日だ。









風見に聞いた場所へ行けば丁度始まる所だった為、一旦ドアの前で話を聞くことにする。









顔を見たら殴りそうだ。









「...まず、何故ストーカー行為を行ったのですか？」









「数週間前に、車の横を通ったんです。そしたらその車の助手席で寝ていて。無邪気そうで、少し開いた口が無防備で...可愛いなって。その場で少し見てたら車の方に人が来たから慌てて歩き始めたんだけど...






やっぱりもう一度会いたくて、車を見かけた周辺を毎日見張ってたら喫茶店に入って行くのを見かけたんだ。







それでそのあとをつけて行ったら大きい家に入っていって。出てきたら子供を3人も連れているからびっくりしたけどそれでもいいやと思ったからあとをつけ続けた。







一度Aちゃんが振り返ったからバレたのかもと思ったけど何も言わずにそのまま帰っていったから、それからはとりあえず写真撮りまくって。溜まったら送り付けた。僕のことを知って欲しくて。









そしたら家に帰ってこなくなるわ、男と暮らし始めるわ。挙句の果てに他の男にエスコートされてたんだぞ？しかも子供と似ている人だ。旦那の可能性だってあったからさっさと僕のものにしようと接触を図ったらまさかの怪盗キッドにまで妨害された。








ここまで来たら焦るだろ！？？早く自分のものにしなくちゃって！！それなのに...あいつ！！エスコートしてたあいつが！！！あいつさえいなきゃ今頃Aちゃんは...！！」









そう語ったあいつにいてもたってもいられずバンッと思い切り音を立ててドアを開ける。









「俺が、どうした？？」









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読みにくかったので改行しましたが、「」内全てをストーカーが早口でこう、感情的になって言っているのを想像してください。





想像以上のキモさ＆文字数になってしまった(›´ω`‹ )

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