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101.side安室 ページ23

「安室さーん!!風見さん、来たよ!!」






コナンくんのその声に、俺の肩口からそっと顔を上げたA。暗くてよく見えないが、恐らく泣き止んで、今は目が腫れているところだろう。







抱き締めていたAの背中を軽くポンポン叩いてからそっと腕の中から出し、立ち上がる。








「犯人はそこに。風見、ロープを手錠に切り替えろ。ストーカー及び殺人未遂だ。凶器はこれ。」







風見と共にやってきた2人の部下は、それを聞いて手錠をかけ直した。ストーカーは体を揺すられて目を覚ます。







そいつは、下を向いて大人しく2人に連行されていた。






妙だな、と思ったものの、冷静になったのかとあまり気にせず、車の方へ近付いたのを見て、その場から少し離れたところに座り込んだままだったAを振り返った。









「A、怖い思いをしたところ悪いんだが。担当してもらったと言う婦警さんに連絡を取って事情聴取を受けてもらう。俺も一緒にと言いたいところだが、多分無理だ。悪い。それと...「あっ!??おい!!!!!お前!!!!」「零...!!!!!!」っ!!??」








Aにこれからの事を話していると、突然後ろが騒がしくなったと思えば、立ち上がったAに腕を引かれてそのまま押し倒された。






そのまま俺の上に体を預けたAからふと視線を上に向ければ。そこには、風見が慌ててストーカーを取り押さえている姿があった。








「お前の!!お前のせいで!!!」









そう叫びながら刃物を持っているその男。









上半身を起こすためにAの背中に触れれば、生暖かい何か。









何が、起きたんだ...??









「零、へー、き??よかっ...」









固まった俺を、うっすらと目を開けたAがふわりと笑って見てきたと思えば、またすぐにその目は閉じられた。









「うそ、だろ...!??!?」









Aの背中に触れた手についた血が、嘘だと思いたかったこの状況を嫌という程真実だと意識させた。

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 降谷零   
作品ジャンル:アニメ
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ぬこぬこ(プロフ) - イケメンが過ぎるぅ(´;ω;`) (2019年3月17日 23時) (レス) id: a359276646 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アーケインさん» 私も書いていてうわぁ...と思っていました。笑きっと降谷さんは殺したいくらい怒っていたと思います!!なんとか堪えた感じですね。はい。笑 (2018年6月14日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ちりさん» ありがとうございます!!!夜兎様には感謝してもしたりないくらいです!!!新章も頑張ります!!なかなか話が進まなくて...頑張ります笑 (2018年6月14日 22時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
アーケイン(プロフ) - ストーカー気持ち悪っ。降谷さんに勝てる訳ないのに。降谷さん、ストーカーを殺せば良かったのでは (2018年6月14日 0時) (レス) id: d5979c26bb (このIDを非表示/違反報告)
ちり(プロフ) - イラスト見ました!ものすごくイメージがしやすくなりそして可愛いくて夜兎さんありがとうございますですね!!そして新章おめでとうございます!!わくわくドキドキな展開お待ちしております!笑(*^o^*) (2018年6月5日 23時) (レス) id: a253956171 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:空良 | 作成日時:2018年5月24日 19時

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