彼が消えて早5年。今私は…【降谷零・安室透】

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「あ、きた！！！」


「ママ！！！」


「...おかあさん。」




愛しの我が子達を迎えにいくと、着いてすぐに私を見つけたのか駆け寄ってきてくれた。帰りの準備も万端だ。





「透流、澪、郁流、遅くなってごめんね？先生方もありがとうございました。」




「いえいえ、3人ともお利口で助かってます！！じゃあ透流くん、澪ちゃん、郁流くん、また来週ね？」





「「「はーい！せんせい、さよーなら！！」」」





「おかあさん、きょうはみお、ころばなかったよ！ちゃんとたすけてあげられた！！」




「まま、きょうのごはんはなあに？？」




「...おなかへった。」



わらわらといろんな話をする3つ子。




いっぺんに聞き取るのが大変だけど、そんな所もまた可愛いのだ。親バカ？？...なんとでもいえ！！！




「そっか、透流ありがとうね？澪もちゃんと透流にありがとういうんだよー！ご飯はハンバーグです！！帰ったら焼くだけだからもうちょっと我慢しようね？郁流？？」



「とお、ありがと！！」



「みおはよくころぶから次もおれがたすけてやるよ！！」




「...ハンバーグ...！！！」





郁流、マイペースだなぁ。...まあ、個性があっていいのかな？




そう思っていると、前を走り出した3つ子に怒られた。





「ママ、おにだよー？？」




「...はやくかえろ？」




「かあさん、はしってはしって！！！」





「...よーっし！！！早く逃げないと捕まえちゃうぞー！？？」





腕をまくり私も走り始めればキャーっと叫んで走っていく子供たち。零の血が濃いのか、中々にハイスペックな我が子らは気をつけないとピューっと走っていなくなってしまう。





「おうちの前で止まるんだよー！！」



そう叫べば、透流から返事が帰ってきた。





「もうついたー！！！かあさんはやくー！！」





子供元気か！！！！

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