彼が消えて早5年。今私は…【降谷零・安室透】

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「なんで連絡くれなかったのよー！！｣



「ごめんて、許して？園ちゃん」




あれからカウンターからボックス席に移動して数分。私は園ちゃんに盛大なお説教をされています。






忘れてたんだって！！！ごめん！！！！！




まあまあ、とやんわり止めに入ってくれた蘭ちゃんマジで神。




梓さんというらしい店員さんが2人の飲み物を持ってきた為、お説教モードから離れた園ちゃんはそれで？と私に質問を投げかけた。





「今、何してるの？？」




「あー、仕事はあれ。小説書いてるよー他はまあ、周りの29歳の人たちと同じ感じじゃない？？」



そんな風に答えると、そこにまた、入口のドア鈴がなる。




「こんにちはー！安室さんいる？？」




「コナンくん！！どうしたの？？」


入ってきたのは赤い蝶ネクタイが可愛い小学生くらいの男の子。へ？コナンくん？




「安室さんに用があってー！蘭姉ちゃんは？...ってこのお姉さんだぁーれ？？」





「ガキんちょ、この人はA姉って言うのよ。ガキんちょもA姉って呼びなさい。」




「わあぁ！！園ちゃん、別に強制しなくていいんだよ？？...コナン、くん？はじめまして！Aって言います。宜しくね？」




「A姉ちゃん！！宜しくね！！！」





園ちゃんはコナンくんをチラリと一瞥しそのままふん！と鼻を鳴らし話を変えてしまった。





「そーいえば、ガキんちょ安室さんって言ってたわよね？今居ないみたいよ？」




「あ、安室さんには今買出しに行ってもらってるんです！！さっき行ったばかりなのでまだ暫く帰ってこないと思いますよ？」




店員さんの梓さんからそう助言が入り、コナンくんはガックリと肩を落として蘭ちゃんに来たら教えて、と言って帰っていった。




コナンくん、なんか新一くんと似てるなぁ。

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