26.side蘭 ページ28
「あ、安室さ...って!??えっ!?!か、隠し子...??」
安室さんの後に入っていくと梓さんが安室さんをみて酷く驚いていた。
まあそうなるよね、うん。
安室さんはと言うと、離れようとしないとおるくんを抱えたまま、ボックス席に座った。
「いや、僕の子供じゃないですよ?まあ、僕も似てると思いますけど。この子達、誰のお子さんですか??」
片方の膝に座らせたとおるくんの頭を撫でながら、もう片方の膝に乗ろうと奮闘している黒髪の男の子をひょいと片手で持ち上げて乗せてやった安室さん。それを見て金髪の女の子は「あーっ!!」と声をあげた。
「とお、かお、ずるい!!みおものるぅ!」
「あ、ちょ、澪ちゃん待って!!」
コナンくんの静止を聞かずに安室さんにタックルをかました女の子は、安室さんの足の間に座って御満悦の表情を見せている。
「えーっと、安室さんごめんね?この子達は、園子姉ちゃんの従姉妹のA姉ちゃんの3つ子の子供で、安室さん激似なのが透流、女の子が澪、黒髪なのが郁流って言うんだ。因みに漢字はこうだって!!」
「そうなのか。それじゃあ、その母親は?」
3人に囲まれた安室さんから更に質問が飛び、それには澪ちゃんが手を挙げて答える。
「ままねぇ、おねつなの!!だからすーくんがびょういんにつれてってくれるのよ!そのあいだ、みおたちはままのいとことあそぶの!!」
穏やかな笑みを浮かべた顔がすーくんと聞いて一瞬ピクリと動いた。
「...すーくんって誰だい??」
「沖矢さんのことだと思いますよ?」
そう答えると沖矢...あいつか。といつもと少し違う雰囲気を醸し出す安室さん。膝の子供たちはきょとんとした顔をしている。
「あー!もう!!安室さんに懐きすぎじゃなあい!??私があなた達のいとこの園子よ!!こっちは友達の蘭!!宜しくね???」
いきなり叫んだ園子はそのまま子供たちに自己紹介を初め、それに対して3つ子ちゃんたちも笑顔で頷いていた。
一通り自己紹介が終わった後、コナンくんが思い出したように3つ子ちゃんに話し出した。
「あ、そうだ!こないだ遊んだ、少年探偵団のみんなも呼んだからもう少ししたらくると思うよー!!」
今日はなんだか賑やかな1日になりそう!!
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まみこ(プロフ) - 244万……!すごいヒット数ですね!とても素敵なお話、一気読みしちゃいました笑笑 (2022年12月21日 23時) (レス) id: 9d3f4398ec (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 直しました!!ありがとうございます!! (2018年5月24日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - セコムになる話。で昴さんが「すーにい」と呼ばれていましたが、3つ子は昴さんを「すーくん」と呼んでいませんでしたか? (2018年5月24日 18時) (レス) id: c480416726 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - アオさん» 直しました!いつもありがとうごさいます!!! (2018年5月23日 19時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - あと、「みつご」は、「三つ子」の方が良いと思います。 (2018年5月23日 19時) (レス) id: ecb7d31a94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年5月7日 17時