3つ子会議が終わったら ページ44
零が思う存分2人をしめた後、ふと思い出したように「なんで...」と呟いたものの、ヒロの「後で、な?」という言葉にハッとしたようだ。
おそらく子供達に聞かせられない内容が多いのだろう。
頷いた零は、空いていた私とヒロの間に座ってふぅ、と息をついた。
「ちょ、降谷変わんなすぎだろ!!強!!マジで死ぬかと思った。」
「頭蓋骨割れんじゃね?って思った。」
研二くんと陣平くんもそれぞれ自分の席に戻れば、陣平くんの膝から少しの間避難していた郁流がまた陣平くんの膝に戻ってきた。
避難されていた伊達くんは、郁流は松田が好きだなぁと豪快に笑う。郁流もそれにうん!と楽しそうに返事を返す。
「え、ちょ...俺の膝には来ないのか…??」
その様子に、3つ子がそれぞれ人の膝の上にいることに気が付いたらしい。
ショックを受けたようにそれぞれの子供と膝に載せている大人の顔を見比べていった零は、澪を乗せている人に目を向けた瞬間カッと目を見開いて噛みつき始めた。
「...そういえば!!さっきは流したが何故ここに沖矢昴がいる!!!!」
「澪ちゃんに呼ばれたので。」
「澪は!!!俺の子供だ!!!!て言うかこのメンバーに良く混ざれるな!!!空気読め!!!帰れ!!」
飄々と返す昴さんに、余計に噛み付く零。あいだに挟まれたヒロが苦笑いして止めに入っている。
「だいじゅっかい!!」
「みつごかいぎ」
「かいし!!!」
「うーん?ぱぱ、やっぱりゴリラなの??」
「さっきじんにぃがそういってたしなぁ!!」
「みたかんじ、そうなんじゃない??」
「「やっぱり??」」
それぞれ好きな人の膝の上から、3つ子が零について会議を始めた様子を見て、零が頭を抱えた。
「いや、違うんだよ…そうじゃないんだ...」
「ほんにんはやましいことがあるとひていするってテレビでいってたぞ?」
「じゃあやっぱりゴリラなんだよ。」
「ゴリラかぁ…」
「俺はゴリラじゃない!!!!!」
零の悲しい叫びが響き、大人達はそっと、零に向かって手を合わせた。
...どんまい
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空良(プロフ) - 莉奈さん» 凄く遅くなってしまってすみません...ネタを分かって貰えると凄く嬉しいです!!!!ありがとうございます!!! (2018年9月28日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - 空良さん» 読んですぐわかりました!わかった人少ないと思いますが知ってるネタが出て来て嬉しかったです…! (2018年8月23日 1時) (レス) id: a550825633 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 空良さん» まってます! (2018年8月20日 8時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 莉奈さん» ど、同志がいた...!!!そうなんです青い猫なんです分かってくれてありがとうございますもうほんとに大好きです(殴) (2018年8月20日 0時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 桜さん» リクエストありがとうございます!!その2を少しずつ進めているので明日にでも公開にします!!そちらでリクエスト消化していくので順番き次第書かせていただきます!! (2018年8月20日 0時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年7月12日 18時