彼が消えて早5年。今私は...【番外編】

事件に発展しましたが ページ32

人質になってから数十分。








事件は急展開を迎えた。









携帯などを没収しなかった犯人達のせいと言うかお陰というか、私達は上手くやれば外と連絡を取ることができた。









ナタリーさんはこっそり伊達さんに連絡を入れていた為、すぐに警察が来るだろうと思っていれば、視界に蝶ネクタイの少年と褐色の彼が入ってきた。









何やらこそこそと話しているようなので、打開策でも考えているのだろうか。









そう思って観察していると、不意に横から強い力で腕を掴まれた。









「おい女。ちょっとこい。」









何故ピンポイントに私...？？









そう思いながらも、逆らうとろくな事にならない為大人しく従う。おかあさっ...！！と泣きそうな3つ子を宥めて、ナタリーに3つ子をお願いしつつ、チラリとコナンくん達の方を見れば、呆然とした様子でこちらを見ていた。









零は、なんでいる！！！という顔だった。ショッピングモールにショッピング以外の理由で来るやつは中々居ないだろうに。









じっと見ていると何やら疑われてしまいそうなので、そっと視線を逸らし犯人達の方に目を向ける。









「ふーん、なかなかいいじゃねぇか。...おっと抵抗するなよ？したらあの子供たちは爆弾でお陀仏だ。」









ニヤニヤ笑いの男達に最悪、と悪態をつきながらどうにかしてこの場をやり過ごそうかと考えを巡らせていれば、ドンッ！！！という音と共に壁だったはずの場所からバタバタと警察官が流れ込んできた。









それと同時に私の腕を掴んだままだった男が倒れ込む。倒れ込んだ男の上に華麗に着地したのは、やっぱりと言うべきだろう彼だ。









「汚い手でAに触ってんじゃねぇ。いいじゃねぇか。とか言ってんじゃねぇよ地獄いけ」









...零くん過激すぎぃ...私、何にも聞いてない。うん。





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前半終了



警察学校組は後半にきますぜ(´^ω^｀)ﾆﾔﾆﾔ

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