彼が消えて早5年。今私は...【番外編】

3つ子の冒険という名の ページ4

「じゃあ、3人で行ってこれる？？」







何処に、かというとスーパーだ。








3つ子と4人でお菓子を作っていたのだけど、チョコレートが足りなくてフォンダンショコラが作れないと言うと、3つ子が買ってくると言い出したのが事の始まりだった。









オーブンでシフォンケーキを焼いているため私は家から出られない。






5歳だし、透流も郁流もしっかりしてるし大丈夫だろう。張り切っている澪さんが少し心配だが。






「だいじょうぶだよ！！いってこられる！！3人もいるんだよ！！」





「おれが、ちゃんとみおみとくし！！いける！！」






「...だいじょーぶ。」








「そっか。じゃあ、お願いしようかな。いつも買ってる板チョコを3枚と好きなお菓子ひとつずつ買っておいで？」









「「「はーい！！！行ってくる！！」」」









こうして3つ子は元気いっぱいに家を出ていった。






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side沖矢








「いつものすーぱーだよね？？」




「...うん。」



「こっち！！！」









家から出ると、何故か3つ子が3人だけで歩く姿がみえた。




...Aはどこかと探すも、見当たらない。








電話を掛ければどうやらはじめてのおつかい中らしい。これは見守らねば。






そう思って3つ子の後ろをさりげなくついていく。





「あれ？沖矢さん？なにして...むぐむぐっ！？」









背後から声が掛かり慌てて彼の口を塞ぎ、道を曲がって隠れる。









「コナンくん...見ての通り3つ子のはじめてのおつかいを尾行中です。コナンくんも一緒にどうですか？...後ろの子もよければ。」

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