絶妙なタイミングで現われた ページ14
side沖矢
Aから連絡を貰い、取り敢えず俺は透流と郁流の迎えに行くと申し出た。しばらく行っていたという事もあり、急に行く人が変わっても問題ないだろうと、Aにもじゃあ、とお願いされた。
「透流、郁流。Aさんが急なお仕事入ってしまったので僕が来ました。帰りましょう??」
そう言って声をかければ速攻でこちらへ寄ってくる2人。右と左、それぞれの足に引っ付いた2人は仲良く俺の車の後部座席へと乗り込んでいく。
「それじゃあ、失礼しますね。」
幼稚園の先生にもそう声をかけて車に戻り、3つ子達の家に向かって車を走らせた。
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車をいつもの場所に停めようとすれば、安室くんの車が停まっていた。
そう言えばAが安室くんが来ていると言っていたな。
そう思った俺は、安室くんの車の横にある来客者用の駐車場に車を停め、2人を下ろした。
「いいか、静かにそっと入るぞ??」
鍵は透流が持っているため中に入るのには問題ないが、それよりも中にいる安室くんが問題だ。
取り敢えず怒らせないよう、そっと中に入ることに成功したのだが、そこで何故か赤井、と沖矢昴という単語が聞こえてしまい思わず反応してしまった。
「僕がどうかしました??」
「は?」
がちトーン、というものだろうか。凄く本音が漏れました、と言うような声音でそう返され、次いで振り向いたその顔は、透流と郁流がビクリとする程の真顔だった。
その顔にはなぜお前がここにいる。
と書いてあった為、顔に笑みを浮かべて俺の足にしがみついた2人の頭を撫でてからその質問に答えてやる。
「Aさんから連絡が来まして。安室はいるけど心配だからお願い、と。2人のお迎えに行ったのでそのままここに帰ってきた感じですよ。Aさんが帰ってくるまでは僕もここにいますので。」
にっこり笑ってそう言ってやると、安室くんは引きつった笑みを浮かべて「帰れ。」と口パクした。
それを見なかった事にして、俺はAが来るまでそこに居座り続けた。
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空良(プロフ) - 莉奈さん» 凄く遅くなってしまってすみません...ネタを分かって貰えると凄く嬉しいです!!!!ありがとうございます!!! (2018年9月28日 21時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
莉奈(プロフ) - 空良さん» 読んですぐわかりました!わかった人少ないと思いますが知ってるネタが出て来て嬉しかったです…! (2018年8月23日 1時) (レス) id: a550825633 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 空良さん» まってます! (2018年8月20日 8時) (レス) id: ae3d71bb82 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 莉奈さん» ど、同志がいた...!!!そうなんです青い猫なんです分かってくれてありがとうございますもうほんとに大好きです(殴) (2018年8月20日 0時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - 桜さん» リクエストありがとうございます!!その2を少しずつ進めているので明日にでも公開にします!!そちらでリクエスト消化していくので順番き次第書かせていただきます!! (2018年8月20日 0時) (レス) id: f2ba36fa24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:空良 | 作成日時:2018年7月12日 18時