676：ナイスサポート ページ30
クロロは、メンバーの彼らを見るよりも前に、ちらりとAを垣間見る。
Aが一ミリも驚いた様子を見せないのは、予想していたからかそれとも。
彼女の反応を微かでも読み取れば、ヒソカと『鎖野郎』の関係の糸口となるのではと踏んだが、Aは前提としてポーカーフェイスに長けているのを忘れていた。
先程の、自分の過去に通ずる事を述べたAの反応自体、恐らくかなりのレアケースなのだろう。
一方、Aはといえば、隣越しにヒソカのふつふつと煮え滾り高まる高揚感を鋭敏に感じ取り「…アホか」と内心思っている真っ最中であった。
…絶対振り向いてやるものか
Aは白々しい顔を表面に貼り付けて強く思う。
こっち見ろ、とビシビシその高揚感をぶつけてくるのが実に腹立たしい。
ヒソカの描くシナリオを全て無視していいと言われたら、今すぐグーで殴っているだろう。
というか、勃ってるのを私に見せようとしてくるのどう思う？？？？？？？
「うーん、ちょっと整理してみましょう」
理知的なシャルナークが、まるで教師のような口調で声を上げた。
「敵は鎖の使い手。操作系なら、実物の鎖。具現化系なら、念で作った鎖。そのどちらかを使って、ウボォーを倒した」
「それって何か違いがあるの？」
シズクの質問に、シャルナークは「大ありさ」と答える。
「具現化系なら手ぶらを装う事が出来るからね」
「とはいえ、具現化したレベルの鎖でウボォーの馬鹿力を抑える事が出来んのか？」
「可能だよ。眠らせたり、麻痺させたり。ちょっと難しい制約を付けても可能だね」
フィンクスの言葉に答えたあと、シャルナークは真剣な顔をして声を潜めた。
「問題は、ヒソカを縛る能力だよ。ねぇ、A。本当に心当たりない？」
「残念ながら。ただ、私も少し考えたの。憶測だけど、ヒソカ君が私にも言わなかったということは、はたしてその言動はどこまで縛られているのかしら」
経験上、言動を縛る能力って結構強力よ。
Aの言葉に、皆が渋い顔をする。
ナイスサポート、流石だね。ヒソカが思ったのは言うまでもない。
「『掟の剣』は、あと何を縛ってると思う？」
「うーん…ヒソカの占いを踏まえて、言動。…それと、『鎖野郎』への攻撃不可とか」
「約束を破ったら死ぬ。そういうレベルじゃないと、相手への制約はかなり難しいわよ」
フィンクスとシャルナークの会話に、Aが言葉を挟む。
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鼻毛太郎(プロフ) - めもめもさん» コメントありがとうございます！😭ここからはしっかりゾル家姉にも働いてもらって……と考えています！ぜひ、活躍お見逃し無く楽しんで頂ければ幸いです！🤍 (3月31日 10時) (
レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
めもめも - つづき気になりすぎてやばいです笑早く読みたいです✨ (3月31日 0時) (レス) @page38 id: 4f69df3854 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - あめみやさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！！😭🙌原作があるところまでとはなりますが、長々と続けていきますので是非以降もお楽しみください🤍 (3月21日 16時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - 今までで読んできた中で一番良い作品でした！これからも更新楽しみにしてます！ (3月21日 15時) (レス) @page36 id: ca00368d0e (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます。返信させて頂きましたので、そちらご参照頂けますと大変助かります。 (2月18日 16時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鼻毛太郎
| 作成日時：2024年1月23日 17時
