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649:ひずみ ページ3

「クラピカの念が旅団にしか使えないって…?それ以外に使えば、お前の心臓を貫く……ッなんでそんな大事な事を俺たちに言っちまったんだよ…!」

キルアは、クラピカに改めて声をあげた。

「おいキルア。俺達が黙ってりゃいいだろ」

何をそんなに怒ることがある。レオリオはキルアを宥めたが、すぐにキルアはかぶりを振ると「まずいんだ」と緊迫した声を発した。

「旅団の中に、記憶を読む女の能力者がいる。もしアイツにバレたら、クラピカに勝ち目はない」

「でも、前に俺達が捕まった時はバレなかったよ?」

「それは、その時まだ俺達が『鎖野郎』の正体に気付いてなかったからだ」

「こっちからソイツに近づかなきゃ安全だろ。その女、お前らのこと調べてシロだって分かってんだろ?」

「いや、それだけじゃない。他にも、ノブナガって奴がいる」

コイツがヤバいんだ。キルアは語気を強めて言ってみせた。

「クラピカを探してるし、俺達のこともまだ諦めていない」

自分達を捕まえた際、やたら執着し軟禁までしてきた人物。
あの時はゴンの機転で逃亡出来たが、二度はないとキルアは確信している。
真っ向から勝負して勝てる相手じゃない。

しかし、真剣なキルアに反して、レオリオはあっけらかんとした様子で「大丈夫だろ!」と返した。

「その女の周りに、クラピカを知ってる奴さえいなけりゃバレない!」

単純な話だと言わんばかりにレオリオは言い切ったのだが、これを否定したのはキルアでもなくクラピカの方であった。


「いや、私がヒソカとコンタクトを取っている」

「ヒソカと!?」

彼の発言に、驚いたゴン。
まさか、クラピカが繋がっていたとは思っていなかった。
というよりも、彼は旅団の一人ではないのだろうか。
ゴンの記憶では、捕まった際に同じ空間に居たはずである。

ヒソカだから、クラピカは反撃していないのか。
いや、しかしそこで妥協するクラピカだとは思えない。

「奴は、私が『鎖野郎』だと知っている。狙いは蜘蛛の頭だったが、それが居ない今、奴と私の協定がどうなっているかは分からない…」

「待てよ」

口を挟んだのは、レオリオだ。

「そうなると、Aはどうなる。俺達、Aに少し前にヨークシンで会ってんだ」

「あぁ、私も会っている」

「何………!」

微かに目を剥くレオリオ。

「昨日、セメタリービルでな。ゾルディック家として、旅団暗殺に来ていたんだ」

「なんだよ、姉貴。親父の話断れなかったのか」

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鼻毛太郎(プロフ) - めもめもさん» コメントありがとうございます!😭ここからはしっかりゾル家姉にも働いてもらって……と考えています!ぜひ、活躍お見逃し無く楽しんで頂ければ幸いです!🤍 (3月31日 10時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
めもめも - つづき気になりすぎてやばいです笑早く読みたいです✨ (3月31日 0時) (レス) @page38 id: 4f69df3854 (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - あめみやさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!😭🙌原作があるところまでとはなりますが、長々と続けていきますので是非以降もお楽しみください🤍 (3月21日 16時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)
あめみや - 今までで読んできた中で一番良い作品でした!これからも更新楽しみにしてます! (3月21日 15時) (レス) @page36 id: ca00368d0e (このIDを非表示/違反報告)
鼻毛太郎(プロフ) - マニ。さん» コメントありがとうございます。返信させて頂きましたので、そちらご参照頂けますと大変助かります。 (2月18日 16時) (レス) id: 642d1e8526 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鼻毛太郎 | 作成日時:2024年1月23日 17時

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