45：語られた真相 ページ48
薄暗い牢の中を鴨さんの肩を借りながら進むと、
やがて一つの部屋の前で立ち止まった。
鴨「…ここだ。
おい、片岡。Aを連れて来たぞ。」
片岡と呼ばれたその人が、ゆっくりと顔を上げる。
その顔を見た途端、幼い頃の記憶が蘇る。
A(あれ、この人…)
A「…カタさん…？」
片岡「…！
Aちゃん、俺の事を覚えているのかい…？」
鴨「なっ、お前らまさか知り合いなのか…？」
A「はい、私がまだ土佐に居た頃、よく遊んでもらっていて…」
その頃から、『カタさん、カタさん』と呼んでいた。
・
・
・
襲われた時は、犯人が逃げ去る背中しか見えていなかったが、
まさかカタさんが私を襲っただなんて…
A「ねぇ、カタさん。
私を襲うように指示したのは、私の両親？」
片岡「…何故そう思った？」
A「鴨さんと局長に、私と話がしたいと申し出たんでしょう？
二人に「私の両親の指示で動いた」と言ってしまえば、屯所内が混乱する。
だから私と話して、両親が私を探しに来ている事を伝えようとしてくれたんじゃないかなって思ったの。」
自分の考えを述べると、カタさんは一瞬驚いた顔をし、
苦笑を浮かべながらこう言った。
片岡「半分は合ってるね。
でも、もう半分は違うかな。」
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まひろ(プロフ) - いえいえ！私もイケメン幕末大好きなので！！この小説にであってよかったと思ってます！ (2018年1月23日 16時) (
レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まひろさん» まひろ様、コメントありがとうございます(o^^o)そう言っていただけると嬉しいです！ (2018年1月22日 23時) (レス) id: f35332ebbf (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すごく良い小説ですね！応援してます。 (2018年1月17日 18時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ | 作成日時：2017年9月22日 0時
