32:「ごめん」よりも ページ35
突然の質問に、首を傾げる。
A「…普通って?」
龍馬「…いや、別に。
背中、自分で…出来ないよな。」
少し照れたような声色の龍馬に、
A「…何で照れてるの。さっきもしてくれたんでしょ?」
龍馬「っそうだけど…本人が起きてんのと起きてねぇのとじゃ、違うんだよ…!」
少し頬を染める顔を見て可愛いなぁ、と思いながら、
背中の手当てもお願いする事にした。
・
・
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一旦巻いていた包帯を外し、
薬を塗ってもらう。
A「いっ…たぁ…!」
龍馬「ばーか、動くなよ。ちゃんと手当てしねぇと治るもんも治んねぇだろ。」
A「わ、分かってる…!」
そんな事は百も承知だ。
それでも痛いものは痛い。
龍馬「…ん。塗り終わったから、包帯貸せ。」
A「はい。…ごめんね、手間掛けさせてしまって。」
龍馬「…ごめんより、聞きたい言葉があるんだけど。」
そう言われ、はっ と思い出す。
…あの頃にも言われたっけ。
〜〜〜
龍馬(5歳)『ごめんより、ありがとうって言えよ。』
〜〜〜
A「…ありがとう、龍馬。」
龍馬「…ん。」
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まひろ(プロフ) - いえいえ!私もイケメン幕末大好きなので!!この小説にであってよかったと思ってます! (2018年1月23日 16時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まひろさん» まひろ様、コメントありがとうございます(o^^o)そう言っていただけると嬉しいです! (2018年1月22日 23時) (レス) id: f35332ebbf (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すごく良い小説ですね!応援してます。 (2018年1月17日 18時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ | 作成日時:2017年9月22日 0時