14：あの日の事 ページ17
あれは…
私の借り部屋ができて一週間程経った、雨の日の事だった。
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藤堂『…よし、今日はここまでにしよっか。』
A『あ…うん。』
…変だな。
普段は夕餉の時間まで鍛錬してるのに。
不思議に思っているのが表情に出ていたのか、
藤堂は私の顔を見て、いつもの特徴のある笑い声を上げた。
藤堂『あはははっ、そんな変な顔すんなよ。
お前の剣術の腕が上がったと感じたから、もういいかなって思っただけだ。』
"もういいかな"という言葉が引っ掛かり、
A『何だかその言い方だと、今日で教えてもらうのが最後みたいに聞こえる。』
と言うと、
笑うのを止めて、一瞬 すっ と真顔になった。
藤堂『…んまぁ、そろそろ俺が稽古付けなくてもいいかもな。
お前、今夜空いてるか？』
A『…？うん、特に何も無いけど。』
藤堂『じゃ、そのまま空けといてくれよ。
ちょっと話があるから。』
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夕餉の後、話があると言った藤堂を部屋で待っていると…
藤堂『A、入るぞ。』
私の返事を待たずに襖を開け、中に入ってきた。
そして、私の真横に腰を下ろすと、
特に話し始める訳でもなく、視線を下に向けていた。
…こんな近くに座った事無いし、自分から話があると言ったのに何も話さないの？
今日何度目かの疑問が頭に浮かぶ。
A『…あの、話って…？』
私の問いかけにぴくりと眉を上げ、
伏せていた瞳が私に向けられた。
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まひろ(プロフ) - いえいえ！私もイケメン幕末大好きなので！！この小説にであってよかったと思ってます！ (2018年1月23日 16時) (
レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まひろさん» まひろ様、コメントありがとうございます(o^^o)そう言っていただけると嬉しいです！ (2018年1月22日 23時) (レス) id: f35332ebbf (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すごく良い小説ですね！応援してます。 (2018年1月17日 18時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひぃ | 作成日時：2017年9月22日 0時
