16:あの日の事(3) ページ19
一瞬、何が起こったのか分からなかった。
気付いたら、私の首筋に銀刃が触れていて…
鴨『っ…おい、藤堂!!』
藤堂『うるさいですよ、鴨さん。
…大人しくしてないと、こいつの首が飛びますよ?』
声色から、藤堂が本気なのが分かった。
近藤『…何が目的だ?』
いつもは明るい局長の声にも、緊張が走っている。
藤堂『目的…?あはは…っ、まだ言えませんよ。
…おい、立て。』
腕を引っ張られて、無理やり立たされ…
藤堂『…そこ、退いてください。変に近づいたら…』
局長達はゆっくりと下がり、藤堂は私に刃を向けたまま、
屯所の入口に向かった。
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鴨『…どこに行くつもりだ。』
門を背にして立ち止まった藤堂に、鴨さんが声を掛けると、
藤堂『あぁ、安心してくださいよ。Aを連れて行くつもりじゃないんで。』
そう言うと、一瞬だけ腕の力が弱くなり…
それを見逃さなかった総司が、駆け寄ろうとした。
A『ゃっ…!』
それと同時に、私の首が浅く斬られた。
沖田『…!』
総司はその場で立ち止まり…
藤堂『あははははっ!変に近付くな…って、言ったでしょ?』
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まひろ(プロフ) - いえいえ!私もイケメン幕末大好きなので!!この小説にであってよかったと思ってます! (2018年1月23日 16時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
ひぃ(プロフ) - まひろさん» まひろ様、コメントありがとうございます(o^^o)そう言っていただけると嬉しいです! (2018年1月22日 23時) (レス) id: f35332ebbf (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - すごく良い小説ですね!応援してます。 (2018年1月17日 18時) (レス) id: f47c06bc73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひぃ | 作成日時:2017年9月22日 0時