１９ ジェス編 ページ20
ジェスsaid
いつものようにあいつにつき合わされ、ドルチェ店へ向かった。
今日はシンにあいつを任せて、俺はさっさと仕事を片づけていたから少し遅れる。
「はあ･･･。」
っと溜め息が出る。
最近、あいつの動きが活発で引っ張りだこ状態。
「レン？ どこにいるんだ？」
偽装の名前を呼び、居場所を確かめる。
まだ早朝なのにあいつは早起きし、材料の具合を毎日欠かさず点検している。
「おい、レｎ･･･。」
朝日が丁度登りはじめ、窓辺に光が入ってくる。
その光に照らされ、Aがスヤスヤと気持ちよさそうに寝ていた。
おかしい
本来は起こさなきゃいけないがもう少しこのままあいつの不細工な寝顔を見ていたい。
向かい合わせの椅子に座り、普段あまり見せない寝顔をじっくり見物する。
「綺麗になったな･･･。」
ボソッと呟く声に自分でハッと気付く。
そう言えばニキビが見当たらない。
忙しいから砂糖を摂取する時間が無かったんだろう。
艶やかな柔らかい、金色の髪がサラリとあいつの顔に掛かる。
触りたい。
馬鹿なことを考えるな。
こいつは･･･ハルハール公爵の娘。
執事では到底かなわない位、高嶺の花だ。
「くそったれ･･･。」
心臓が締め付けられる感覚が襲ってくる。
なんで･･･
俺･･･は、こいつ･･･を、殺さなきゃいけない。
どうして･･･
こんな感情を持ってしまったんだろう？
こんなにも･･･恋い焦がれて、苦しんでもかなうことじゃない。
早く忘れてしまえ。
早く、起きろよ馬鹿。
今の俺はダサい。
胸当たりの服を握りしめ、Aと二メートル離れている。
なあ、A。
もしお前が平民に生まれていたら･･･もしお前のも身分が低かったら･･･
俺を選んでくれたのか？
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ikaretausagi(プロフ) - 感謝はここでします！！なんか話を区切るといやだなーと思う人もいるのでここでコメント返しもしていきたいと思います。まずお気に入り登録者１０人ありがとう！！そして2000hitごえ！！感謝感激！ これからもこんな語彙力がない作品を愛読してください(^з^)-☆Chu!! (2019年2月18日 7時) (
レス) id: 426a2a4472 (このIDを非表示/違反報告)
ikaretausagi(プロフ) - お久しぶりです皆様。なんかいきなりオリジナルストーリーが書きたくなってかいてみました！なんか更新ゆっくりなペースですがよろしく！！星やリクエストも募集中です！。 (2019年1月16日 7時) (レス) id: 426a2a4472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ikaretausagi | 作成日時：2019年1月12日 16時
