頑張って青春しようとしてるのにあいつらが邪魔すぎて【歌い手】

2点 ページ4

菜乃「あ！見て、うちら1年B組らしいよー。」

『ほんまや』


クラス表を親友の菜乃に見てもらう。
だって人多いし。私身長低いし。

え？何？いま小さいとか豆とかみじんことか思ったやろ。
コンプレックスやねん、触れんなや。
【話題を振ってきた張本人】

改めて配られたクラス表を見るとそこには見憶えのある名前を発見した。


『坂田、悠…？』

ちょっと待て、小1からずっとクラスが同じで事あるごとにくっついてきた、
あの坂田悠…？？

この高校は私の暗〜い中学時代を知ってる人は菜乃しかいないはずじゃ？！

菜乃「ねぇ、この“坂田悠”って…、」
『』
菜乃「デスヨネー」

あああもう最悪！

ふわりと制服のスカートを翻し私は俯く。

中学の制服が公立の癖に(いや寧ろ正しい)知的さをアピールする
ダサい制服だったので、高校は制服で選んだと言っても過言ではない。

グレーと茶色、ピンクと白を織り交ぜたタータンチェックの
プリーツに(中学はボックスプリーツだった)白か青の指定ワイシャツ、
スカートのピンクが青になったふんわりネクタイに
チャコールグレーに濃紺を混ぜたような不思議な色のジャケット。
パーカーやカーディガンが可能なので私だけが着る色とやらを決めてやろう。

んー、よし。決めた。

黒。これだ。


地味に見せかけておいて、実は目立たせる。
スカートが明るい色なだけあって、目立つだろう。


菜乃「自分が固定で着たい色って決めたー？」

ナイスタイミングだぜお嬢さん。

『私は黒！これ一択っ！』

菜乃「良いんじゃない？色白いし映えると思う。」


よっしゃ！お洒落な菜乃に褒めてもらえたから大丈夫だよね。
周りを見渡すも黒パーカーは見当たらない。

…と、名残惜しいが入学式の時間なので体育館へ向かう事にした。

菜乃「ほーら、遅れるよー？」

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作者の緋彩でござんす！てへぺr((((
最近悲しい事あってーw

そんな事より！3hitくらいかと思われてた作品が毎日hit頂いてる！
高評価も！お気に入りも！

本当感謝しかないです有難や。

気が向いたら夢主ちゃんのイラスト載せまふ。
ちなみに夢主ちゃんは声の音域が広いでござんす。
ただ声低いです。

フラグ立てない程度に甘いのも入れてきたいなー、なんて思っとります。
リクエスト頂けたらなるべくお話書かせて頂きます！

それではごゆるりと〜

3点→←1点

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• 恋愛運: ★★★☆☆
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