頑張って青春しようとしてるのにあいつらが邪魔すぎて【歌い手】

9点 ページ11

坂田side

電車に揺られている間も、小春はまーしぃの話ばかり。

まーしぃが勝手に風呂乱入しようとするから蹴り飛ばしたとか
たまたま生足美女写真集見つけたとか
親と喧嘩して家に行ったらゼリーくれて眠れるまで一緒に寝てくれたとか

それら全てをにこやかに話す小春を見ていると、

「(あぁ、やっぱり好きなんだって)」

俺だったら絶対風呂乱入しないし
生足美女写真集なんて買わないし
嫌な事があったらどんな小さいことでも大丈夫って頭を撫でてあげるのに

小さいことばっかり考える俺はやっぱり、汚い。
綺麗な、純粋な小春を見ると酷く実感させられる。

「(ん…待てよ？)」

坂田「小春とまーしぃって苗字…。」

『うん、血繋がってないもん。』

なんともなさそうに首を傾げて答える小春。
あ、そういえば昔言ってたような…。

『…って、前も言ったよね〜。w』

坂田「俺も今思った〜。」

『私ここだよ、降りるね。あと坂田タピオカありがと！大事に飲むわ〜。』

坂田「おう、じゃぁ、また明日な。」

片手をあげて手を振ってみたけど、
小春はこっちを一度見た限り、一切振り返らず歩いて行く。

…ダサいな俺。

でも、必ず手に入れるから。
今一度、心に誓った。

坂田「大好きだよ、小春。」


￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

夢主side

坂田と別れてから、買って貰ったタピオカを啜る。
ミルクティーがほんのり甘く、疲れた体に染みる。

駅前のマックで待ってるらしい志麻兄のところへ向かう。
そういえば今日、志麻兄の家に友達も泊まるだとか。

…お友達かぁ…。
怖い人じゃないと良いな。

志麻「おーい！小春、ここだよ。」
『あ、志麻兄。ん、今行く。』

志麻兄が手を振ったから志麻兄の所へ慌てて向かう。

志麻「あはは、慌てなくてええって。ほな、行こか。」

手を差し出してくるから坂田の時と同じように荷物を持たせてみた。
すると、

志麻「そんな、手やないの？」

なんて涙目で見てくるから仕方なく手を繋ぐ。
えへへ、って笑ってる兄は本当に…高2？

歩いている間、私たちは他愛のない話で軽く盛り上がっていた。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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ラッキーカラー

あずきいろ

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8

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X

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西 - この方角に福があるはずです

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