＝月とキス・５＝ ページ22
「むぅー。そうやって色んな人にいってるんだ。
そう甘い言葉言って、ちゅーしてるんでしょっ。
中島君はっ。」
俺も、ソファに近付いて
圭人の隣に座りながら
「ちげーってっ。言ってないよ。
遊んでないって、神に誓ってって言ったろさっき。
圭人の月見てる横顔見て、今思ったんだ、俺は。
信じろって・・な、けーと。」
「ん・・。」
っと頷いて、またふぅ。ふぅ。して
紅茶を飲む圭人を柔らかく見つめ
俺は「ふぅ。」っと息を吐いて
マグに目をやり、揺らいでいる琥珀色の紅茶を
ジッと見つめてから、そっと飲んだ。
少しの沈黙の後、圭人がゆっくりと俺を見て
「中島君・・紅茶美味しい？」
「ああ、美味いよ。
ふふ・・芳醇な香り。」
「わかってるの、ホントにそれ〜。ふふふ。
中島君って面白い。・・その紅茶はね
ティパックじゃないのよ、いい茶葉から
淹れた紅茶なの。」
「ん？？Ｔバッグ？・・パンツ？」
隣に座ってる圭人をいたずらっぽく見つめ
笑いながら言うと
圭人は、ぷんぷんして
「ちょっ。もうっ。ティパックっっ！
中島君のえっちっ、へんたいっ。」
「ふふ。誰も圭人が履いてるパンティの事
言ってないじゃん。」
「もぅっ、ぱ、パンティって言わないでっ。
私、パンティなんて履いてないっ。」
「へぇ〜、じゃ、どんなの履いてんの？」
「えっと・・んと、
ふつーのやつ。水玉のパンっ＿＿＿＿＿。」
って途中まで言っちゃった圭人が
カーッと顔も耳も真っ赤にして
「もぉ〜〜〜。
中島君の、ばかっ。ばかっ。」
って俺の肩をポカスカ叩く。
俺はゲラゲラ笑いながら
「へぇ〜。水玉のパンツなんだ〜。かわいー。
大人っぽい感じなのに、水玉かぁ〜。
可愛いね、何色？見せて、それ。」
「みっ、見せませんっっ。
もぅ、えっちっ。」
って、スカートをギューって押さえてる・・。
可愛いなぁ〜、圭人。
俺はオーバーに、舌打ちをする。
「ちぇ〜っ。」
「ちぇ〜じゃないのっ。
もうっ、恥ずかしー。もぅ、やだっ。」
「あ、そーだ、圭人。」
「う〜。」って言いながら
まだ真っ赤な頬を、両手で覆いながら
俺を伏し目がちに見つめて
「・・なぁに、中島君・・。」
「そろそろさ・・。」
「な、なに・・。」
ジリジリと近付く俺に、圭人はドキドキと
トロンとした顔で俺を見つめて
「な・・に、なかじま・・くん？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 525人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あひる☆(プロフ) - 優嵐さん» はわわ！お名前かえられたの〜？(*´ω｀*)ほぅほぅ、色んなお顔をもつお方ですのね〜♪また読んで下すってうれしぃぃ。ありがとうござぃます！!! (2019年5月22日 14時) (
レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
優嵐(プロフ) - あひるさんお久しぶりです！JUMP♪大好き です！わかりますかね…いまは、littlestarというユーザーで活動してますよ〜！そして今更ながらシリーズを読ませていただいてます！みんなみんなかわいすぎますぅっ(*≧∀≦*) (2019年5月21日 15時) (レス) id: a310455789 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 真聖さん» 真聖しゃ〜ん♪コメントうでしー。わぁ〜ぃ。かわいすぎってお褒め頂いた〜〜。最高ありがたいっっ。うれしいですぅ。 (2017年10月29日 19時) (レス) id: c8b281684c (このIDを非表示/違反報告)
真聖(プロフ) - みんな、かわいすぎじゃないですか〜(//∇//)。ゆうりちゃんの小悪魔感、最高です( *´艸｀) (2017年10月29日 15時) (レス) id: 2105bdf65f (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あなちゃんさん» うん。うん。まってるぅ〜(´艸｀*) (2017年10月29日 0時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あひる☆
| 作成日時：2017年10月8日 19時
