＝月とキス・４＝ ページ21
「圭人＿＿＿。」
愛おしく名前を呼んで、
伸ばした手で圭人の肩を掴もうとすると
スルリと圭人は踊る様に離れて
ニッコリとあの笑顔で笑い
「あ。中島君、ここ。私のお家。
送ってくれて、ありがとう。」
ペコリとお辞儀して、俺を見つめ
「んっと・・駅までの帰り道・・わかる？」
「ああ。分かる、分かる。大丈夫。」
圭人は、家の門の前で
もじもじと、月明かりに照らされながら
「あの・・えと。そのー。」
「ん？どーした？」
「その・・もし時間平気なら・・
お茶、飲んでいく？中島君・・。」
「・・でも、家にご両親居ないんでしょ？
家、圭人ひとりでしょ？」
「あ。ぅん。・・そうだけど。
だって、お茶だけだし・・。
その、中島君とお月様見ながら
お茶したいの・・私。だめ・・？」
「ふふふ。それはさ、圭人。」
「なーに？」
「お茶だけ？綺麗な月夜だからさ・・
俺は、圭人に・・キスしたいんだけど？だめ？」
「え・・えっと・・き、きす？」
「そう。はじめてのちゅぅ。
はじめてのキスだから、綺麗な月の
今日・・したいんだ。」
「つきぃ・・。きすぅ・・。
んと・・ちょっとだけなら・・。」
「マジ？！じゃ、お邪魔しま〜〜すっ。」
圭人は、赤い頬を、ぷぅっとさせて
「あっ。今中島君・・
軽い感じした――。」
「違うって。気負わない様に、明るくしてんの
自然な感じでさ〜〜。」
「むぅー。・・ん〜、そうなのかなぁ・・。
えっと、・・どーぞ、中島君。」
「お邪魔しま〜す。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
リビングの大きな窓辺に立って俺は
生まれて初めてのソワソワに襲われている。
圭人が、マグカップを２つ持って
窓辺に近寄って
水色の方のマグカップを俺に差し出しながら
「はい。どーぞ・・温かい紅茶。
あ、熱いから気を付けてね。」
「ああ。ありがと、いただきます。」
「んふふ。どーぞ。」
そう言って窓の外を眺めて
「あ〜。本当に今日は、お月様が綺麗ねぇ。」
そう言って圭人は、ふぅ。ふぅ。として
紅茶を飲んで、「はふぅ〜。」っと一息。
俺は、小さく笑いながら
一緒に窓の外を眺めて
圭人と月を交互に眺めて
「圭人さ、そうやって月眺めてんと・・
月に帰りたい、かぐや姫みたいだね。」
「え・・。もぅ、中島君ってあそびにんー。」
そう言って照れたように歩き出して
ポスンっとソファに座って
「むぅー。」
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あひる☆(プロフ) - 優嵐さん» はわわ！お名前かえられたの〜？(*´ω｀*)ほぅほぅ、色んなお顔をもつお方ですのね〜♪また読んで下すってうれしぃぃ。ありがとうござぃます！!! (2019年5月22日 14時) (
レス) id: f7cc0dc41c (このIDを非表示/違反報告)
優嵐(プロフ) - あひるさんお久しぶりです！JUMP♪大好き です！わかりますかね…いまは、littlestarというユーザーで活動してますよ〜！そして今更ながらシリーズを読ませていただいてます！みんなみんなかわいすぎますぅっ(*≧∀≦*) (2019年5月21日 15時) (レス) id: a310455789 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - 真聖さん» 真聖しゃ〜ん♪コメントうでしー。わぁ〜ぃ。かわいすぎってお褒め頂いた〜〜。最高ありがたいっっ。うれしいですぅ。 (2017年10月29日 19時) (レス) id: c8b281684c (このIDを非表示/違反報告)
真聖(プロフ) - みんな、かわいすぎじゃないですか〜(//∇//)。ゆうりちゃんの小悪魔感、最高です( *´艸｀) (2017年10月29日 15時) (レス) id: 2105bdf65f (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あなちゃんさん» うん。うん。まってるぅ〜(´艸｀*) (2017年10月29日 0時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2017年10月8日 19時
