=37滴= ページ37
「「風呂か・・。」」
男所帯だった長い月日。
こんな、ぽわ〜〜んっとした
女子の空気をこの家で浴びる日が来るとは
思ってもみなかった。
俺も涼介も、何故だかリビングのソファに
2人で並んで座り・・
観ている様で観ていないテレビを
ボーっと観ながら・・そわそわ。そわそわ。
「なぁ、涼介・・。」
「ん?」
「何で俺達・・そわそわしてんだろーな。」
「な。ホントだな。
・・しっかしさー。」
「何だよ、涼介。」
「何か女子って、あめーのな。
学校の女子に、そんな事思った事ねぇけど。」
「甘いね・・。」
「ああ。今日、知念先輩とか岡本先輩とか
近くに居て、あめぇー匂いって思った。
まぁ・・慧ちゃんもだけどさ・・。」
「涼介、慧の匂い嗅いでんじゃねーよっ。」
「うるせーな。嗅いだんじゃなくて
自然に香ってきたんだっつーのっ。
・・しっかし高校生と中学生は
匂い違うもんなのか?つーか
何か香水つけてんのか??」
「それはさ、好意の問題だろ?」
「好意?」
「ああ、この人好きだな〜とかさ。
別に恋愛とかそんなんじゃなくても
友人とか兄弟でもあんじゃねーの。
ほら、安心する匂いって。」
「安心ねぇ〜〜。」
「ほれ、涼介。
兄ちゃんの匂いも赤ん坊時から嗅いでんだろ?
落ち着くんじゃね?ほれほれ。」
と、俺は隣の涼介に抱き着こうとすると
「やめろっっって、マジウゼェっ。」
って、超拒否られた。
お兄ちゃんショック。
「なんだよ、そんな拒否んなよ。
寂しいじゃんかよっ。ちいせぇ時
可愛かったのになぁ・・ゆーや。
ゆーや。ってさぁ・・。」
「うるせぇぇー。ガキの頃の話しだろっ。
ウゼェ。マジ、ウゼェ。」
「天使みたいに可愛かったのになぁ。
俺にベタベタでさ〜。」
「もー黙れよ。うるせーから。」
俺が、クスクスと笑ってると
カチャッとリビングのドアが開いて
そわそわの原因の2人が・・戻って来た。
慧はいつもの通り、何かフワフワの
薄ピンクの着心地良さそうなパジャマに
俺の白いパーカーを着ている。
知念は、慧のTシャツでも大きいらしく
ダボッと、Tシャツを着ていて
その上に少し大きいパーカーを着て・・。
下は、多分長かったんだろーな。
だから、太もも丸出しの短パンを履いている。
なんとも・・めっちゃ、無防備ですね。
無防備すぎる・・・。
ね、涼介さんって隣を見ながら
「涼介____。」
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あひる☆(プロフ) - あなちゃんさん» 体育祭、お疲れ様でしたぁぁぁ〜〜!!なに、なに、なんの競技に出たの??足早い?おべんとー美味しかった? (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» あさん、本当にここまで来て下すってコメントも書いて下すって・・ありがとうございます!!あひる☆でした!!長文でごめんなさい。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» そうですよねぇ〜。夢小説書けばいいんですよねぇ。でも!!伊野尾さんで書いてしまってます、何なら他のお話しで山田さんも高木さんも原型留めてないんです〜。うふふ。あ!メロメロな設定って分かって下すって嬉しい。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» そして、あさん、原型を留めてないのは、仰る通りです。だって、あひる☆思ってる伊野尾さんですので。ハッキリ言って、見た目大好き。だから書いてます。うふふ(´艸`*)もう、あさんも、なんだかんだ言って読んで下すってるので、愛感じてます。ぁぃ(。・ω・。)ノ (2017年10月9日 10時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» あさんっ!4コメントもありがとうございます!!厳しいご意見真摯に受け止めまして、精進していきます!!と、言いながら・・たぶんまた、この様な伊野尾さんを書いてしますと思います。すみません。つづく。 (2017年10月9日 10時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あひる☆ | 作成日時:2017年9月27日 11時