＝３３滴＝ ページ33
「思った通りだ。」
「ありがとぅ・・。
雄也くん・・うれしぃぃ・・。」
「泣くなよ・・な、慧。」
「ん。・・ごめんなさぃ。」
「謝んなくていいから・・。
ほら・・慧、おいで。」
慧の細い腕を引き寄せて
そっと優しく俺の胸元に入れ
きゅっと柔らかく抱き締める。
俺の肩に、慧の唇が当たって
「ゆうや・くん・・
ありがと・・ありがとぅ・・。」
慧の言葉が、肩から心に沁み込んでいく。
言葉一つ。一つ。沁み込んでいく。
雫の形の涙がポロポロと
肩に零れ落ちて心に沁み込んでいく。
一滴。一滴。沁み込んでいく。
「けーい・・ほら、もう泣くなって。
目、腫れんぞ。」
「ん。」
「ほら、そろそろ下降りよーぜ。
涼介と知念、気まずくなってたら
可哀相だろ？もー６時にもなんしさ
裕翔も岡本も来んじゃねーかな。」
「ぅん・・。」
慧は手で目を、ごしごしして
「ん〜〜。」
「ちょ、けーい。
そんな擦んと赤くなんだろ。
ほら〜〜。慧＿＿＿＿＿＿＿＿。」
って・・俺さ・・やった。やっちまった。
つい、ついなんだ。
いや、ついって言うのは失礼だな。
なんつーかさぁ〜、もう可愛かったんだよ。
目、ごしごししてんの・。
可愛過ぎてさ・・俺、やっちまった。
慧の可愛い、丸く垂れた瞳に
チュって、キスしちまった＿＿＿＿＿＿。
パチクリとビックリ顔の慧は
目をパチパチして
「ゃっ・・んっと・・
ゆ、ゆぅや・くん・・・？」
俺は、わたわたと・・
「ワ、ワリィ。
その・・さ。コレさ。おまじないなんだ。
親父と俺が、ちいせー涼介が泣いた時に
やってた・・涙が止まるおまじないでさ。
・・つい、その・・なんつーか＿＿＿
女の子にすんもんじゃねーな。」
「むっ。」
って、慧が口をんっ。ってしてんのに
俺はまだ、しどろもどろで
「ついさ・・慧が小さい子みたいで
可愛くってさ。」
って言ったら慧が俺をポカッと叩いて
「こ、子供扱いしないでっ。ぷんだっ。」
・・ぷんだって・・慧。
可愛い・・子供みたいだって思ったが・・
言わない様にした。だってもっと
ぷんぷんすんもんな。
慧はスクッと立って
「もぅ、一階にいこーっと。
ほら、雄也くんもはやくっ。」
ぷんぷんしてる割には・・俺と行くんだな。
慧は伏し目がちに笑って
「ありがと・・あたし、
雄也くんと出逢えて・・よかった。」
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あひる☆(プロフ) - あなちゃんさん» 体育祭、お疲れ様でしたぁぁぁ〜〜！！なに、なに、なんの競技に出たの？？足早い？おべんとー美味しかった？ (2017年10月9日 11時) (
レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» あさん、本当にここまで来て下すってコメントも書いて下すって・・ありがとうございます！！あひる☆でした！！長文でごめんなさい。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» そうですよねぇ〜。夢小説書けばいいんですよねぇ。でも！！伊野尾さんで書いてしまってます、何なら他のお話しで山田さんも高木さんも原型留めてないんです〜。うふふ。あ！メロメロな設定って分かって下すって嬉しい。 (2017年10月9日 11時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» そして、あさん、原型を留めてないのは、仰る通りです。だって、あひる☆思ってる伊野尾さんですので。ハッキリ言って、見た目大好き。だから書いてます。うふふ(´艸｀*)もう、あさんも、なんだかんだ言って読んで下すってるので、愛感じてます。ぁぃ(｡･ω･｡)ﾉ (2017年10月9日 10時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
あひる☆(プロフ) - あさん» あさんっ！４コメントもありがとうございます！！厳しいご意見真摯に受け止めまして、精進していきます！！と、言いながら・・たぶんまた、この様な伊野尾さんを書いてしますと思います。すみません。つづく。 (2017年10月9日 10時) (レス) id: 5fe78a7341 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる☆
| 作成日時：2017年9月27日 11時
