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「しず、入るよ」
「でも、」
「いいから早く！」
しめに促されて、如恵留に近づくための準備をする。念入りに手を洗って、漸く泣き続ける如恵留の背中を抱いた。
「し、くん、、」
「如恵留、ごめんね。遅くなってごめん」
「しず、モニターだけつけてもらえる？」
「ん、、、如恵留、ごめんね、お胸にシール貼るね」
もう離すまいと、俺の服を握りしめる如恵留の胸にモニターを貼って、サチュレーションを戻すためにカニューレを通した。
「如恵留、苦しくなっちゃうから。ね？泣かないで？」
ある程度落ち着くと、しめはあとよろしくねと言って部屋を出ていく。
「しーくん、、入れないんじゃないの？」
「本当はね、でも、如恵留に呼ばれたから来ちゃった」
「だめ、、だった？」
「ダメじゃないよ。如恵留に呼ばれたらすぐにくる。我慢しなくていいよ。しーくんは、、如恵留が1番大切」
「でも、、」
「でももなんもないの。如恵留、たくさん頑張らせちゃってごめんね。頑張ってもらわなきゃいけないこともたくさんあるけど、、、頑張らなくていいことは、頑張らなくていい。しーくんに会いたくなったら、いつでも呼んでいいよ」
そう言うと、如恵留は小さく笑って、口を開いた。
「しーくん、ぎゅってして」
「ん。いいよ」
ずっと一緒にいられないけど、ずっと、そばに俺を感じてくれるように、その細い身体を優しく抱きしめた。
--透明な箱の中で--
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イカ(プロフ) - かおりさん» リクエストありがとうございます。少し時間を頂いてしまうかもしれませんが、考えてみます！ (2023年1月13日 18時) (
レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - すみません付け足しで、リアル設定でお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - リクエストなのですが、のえんちゅで、のえるくんが精神的に落ちていてひとりでいるときに、海人くんが気付いて助けてあげるお話をお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - ユルピころんさん» 感想ありがとうございます。遅くなってしまって、申し訳ありません！ (2022年8月1日 22時) (レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
ユルピころん - イカさん» お話見ました！如恵留くんが頑張っているところやしめちゃんの医者で頑張っているところがカッコよかったです！またリクエスト送りますね〜！ (2022年8月1日 10時) (レス) id: 05904f8bd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イカ | 作成日時：2022年6月18日 10時
