・ ページ41
・
「えっと、、、」
「全部が、ストレスが原因だとは思いません。ただ、話してみてもいいかなって思うことがあれば、その人に話してみてください。何もなければ、ないで大丈夫なので」
「わかりました」
「スケジュール確認しますね。看護師から、お伝えします。あ、あと、おひるごはん、頑張って食べてくださいね」
「あ、、はい。わかりました」
「ちなみに入院前は、どれくらい食べてました？」
「あー、、そんなに、、コンビニのおにぎりとかです」
「俺も一人暮らしなんで、気持ちはわかりますけど、、、しっかり食べた方がいいですよ」
「はい、、わかりました」
また来ますね、と声をかけて病室を出る。歩きながらすぐにしずに連絡を取った。
「あ、しず。メール見てくれた？」
『見た。午後行けるけどどう？』
「お願いしたい」
『おっけー。じゃあ行くわ。カルテ見てから行くから、なんかあったら書いといて』
「りょーかい」
しずに頼めば大丈夫。のえるさんの悩みが解消されますように、と願った。
・・・
Shizuya
「なるほどねぇ〜」
ナースステーションのパソコンでカルテを読み出す。しめは案外真面目だから、しっかり書いてあって、読み応えがある。診断は気管支喘息。“仕事”がキーワードになっているのではないか、というしめの見解だった。
「行ってみますか、、、すみません、川島如恵留さんカウンセリング入りますね」
「よろしくお願いします」
「もしからしたら発作起こしちゃうかもしれないので、、そしたらコールします」
「わかりました」
ノックをして、扉を開ける。この瞬間、実はちょっと緊張する。
「失礼します」
話通り、川島さんはぼんやり外を見つめていて、俺に気付くと、びっくりしたようにこちらをみた。
「突然すみません。カウンセラーの吉澤です。七五三掛先生から、少しお話し伺ってます」
「あ、、はい、、よろしくお願いします」
川島さんは覚悟していたのか、心のうちにあったことを殆ど話してくれた。しめの言う通り、すごく賢くて、すごく優しい人だと思った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 175人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「病系」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
イカ(プロフ) - かおりさん» リクエストありがとうございます。少し時間を頂いてしまうかもしれませんが、考えてみます！ (2023年1月13日 18時) (
レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - すみません付け足しで、リアル設定でお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - リクエストなのですが、のえんちゅで、のえるくんが精神的に落ちていてひとりでいるときに、海人くんが気付いて助けてあげるお話をお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - ユルピころんさん» 感想ありがとうございます。遅くなってしまって、申し訳ありません！ (2022年8月1日 22時) (レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
ユルピころん - イカさん» お話見ました！如恵留くんが頑張っているところやしめちゃんの医者で頑張っているところがカッコよかったです！またリクエスト送りますね〜！ (2022年8月1日 10時) (レス) id: 05904f8bd6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：イカ | 作成日時：2022年6月18日 10時
