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Umi
できると言って連れてきてもらったのに、部屋に入ってメンバーの顔を見ると、途端に怖くなった。自己管理ができない自分に腹が立って、でも取り繕えないくらい身体が怠くて、結局撮影に参加できなかった。
「最悪、、」
自分に腹が立って、拳を打ちつけた。
「海人」
入ってきた閑也に涙を見られたくなくて、そのままテーブルに伏せる。
「いなくなったからびっくりした。調子どう？」
「だめ、」
「そっか。待ってていいから、あっちの部屋にいてくれよ。俺が心配で集中できない。帰り一緒に帰るから」
「いいよ、そんなん」
「だめだよ。ちゃんとご飯一緒に食べるんだよ。元気になるまで、お前がどんなにウザがっても俺が一緒にいるから」
「は、なんでそんな、」
「お前に拒否権はない。とりあえずこっちきて。ひと言も喋らなくていいからあっちで寝てて」
そこまで言われてしまうともう否定もできなくて、手を引かれるままにもといたソファーに戻った。
「ごめんお待たせ。海人は無理そうだわ」
「わかった。大丈夫だよ」
Shizuya
その日のノルマをこなして、それぞれ帰る支度をする。
「しーくん、何か必要なことあったらいって」
「わかった。ありがと」
フラフラと覚束ない海人を連れて、タクシーに乗り込んだ。
「とりあえず、今日は俺んち来て。お前の家何もないから」
そういうと、海人は大きく首を横に振った。
「家がいいの？」
「寝れないの、、、外出ると」
「え？そうなの？」
「ホテルとか、あんまり」
「舞台中とかは？」
「んー、寝付くのに時間かかるから、」
「そうなんだ、言ってくれたら良かったのに」
「そんなこと言ってもさ、迷惑じゃん」
「迷惑とかないから。大丈夫」
甘えん坊の海人の気持ちは、手に取るようにわかる。お互い末っ子同士だし、当たることもあるけどなんだかんだで居心地が良くて、それでもやっぱり年上だから、かわいい年下のメンバーを守りたくて、頼ってくれた海人から離れられなくなった。
・・・
それから、日常は激変した。仕事が一緒でも別でも、まず海人に電話をして、家に行く。朝食を食べさせて仕事に行って、終わり次第また海人の家で夕飯を食べる。そして自宅に帰る。体力には自信あるし、別に苦になることじゃないと思ってた。それでも、如恵留や七五三掛からは、大丈夫かと何度も聞かれたり、手伝うからと言われたけど、変な意地を張ってしまって、誰にも頼らずに進んできてしまった。
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イカ(プロフ) - かおりさん» リクエストありがとうございます。少し時間を頂いてしまうかもしれませんが、考えてみます！ (2023年1月13日 18時) (
レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - すみません付け足しで、リアル設定でお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
かおり - リクエストなのですが、のえんちゅで、のえるくんが精神的に落ちていてひとりでいるときに、海人くんが気付いて助けてあげるお話をお願いします！ (2023年1月13日 11時) (レス) id: b38a957dc4 (このIDを非表示/違反報告)
イカ(プロフ) - ユルピころんさん» 感想ありがとうございます。遅くなってしまって、申し訳ありません！ (2022年8月1日 22時) (レス) id: bba6564774 (このIDを非表示/違反報告)
ユルピころん - イカさん» お話見ました！如恵留くんが頑張っているところやしめちゃんの医者で頑張っているところがカッコよかったです！またリクエスト送りますね〜！ (2022年8月1日 10時) (レス) id: 05904f8bd6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イカ | 作成日時：2022年6月18日 10時
